論文
近年ITシステム化による業務の変革であるデジタルトランスフォーメーションが官庁や企業で推進されている。このデジタルトランスフォーメーションでは、従来の業務をそのまま単にITシステム化するのではなく、投資効果の高いITシステムの見直しを実施するために、同時にビジネスそのものやビジネスモデルも変革することが必要とされている。
筆者らは、この手段のひとつであるBPR(Business Process Re-engineering)を効果的に実施するために、管理・間接業務の改善手法であるLEV(LEAN Enterprise Value)技法を効果的に適用する具体的な手順を提案している。今回、このLEV技法を用いて、ガスによる給湯暖房システムTES(Tokyo-gas Eco System)の特注工事対応業務の改善を実践した。本実践論文では、その提案した手順を示し、結果を論じる。
目次
- 背景
- 先行技法
- 課題と仮説
- VE活動の実践計画
4.1 対象の業務
4.2 VE活動のチームと活動スケジュール
4.3 VE活動成果の評価基準 - VE活動の実践結果
5.1 業務フローの可視化・細分化
5.2 社内関係部門へのアンケートの実施・整理
5.3 作業プロセス情報の明示化
5.4 FAST Diagram の作成
5.5 ABC分析
5.6 改善すべき対象分野の選定
5.7 アイデア発想
5.8 概略評価・具体化
5.9 詳細評価
5.10 VE活動の成果 - 考察
- 結論
発行年
2021年 VE研究論文集 Vol.52著者
- 東京ガス株式会社
資材部
係長 VES - 伊藤学
- 東京ガス株式会社
営業エンジニアリング事業部
課長 VEL - 一色一希
- 東京ガス株式会社
営業エンジニアリング事業部
VEL - 堀大樹
- 三菱重工業株式会社
高砂生産設計部
主幹技師 CVS - 赤城弘一
カテゴリー
- VE実例
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