論文
多店舗経営企業は、チェーンストア理論の良さである仕入れ低減や効率化を活かしながら、国民大衆の豊かな生活を支えることを目指し、全国各地へ出店を行ってきた。
しかしながら、21世紀に入り、時代の変化は更に激しさを増し、それらの企業は次第に顧客満足が得られなくなってきている。
本部が効率化を強く推し進めれば、店舗は指示命令を実行するだけの受け身の営業姿勢となり、たちまち手段が目的化する。そうなることで、顧客が本来求めている機能が満たされず、サービスの価値が下がり、顧客離れを引き起こす結果となる。
そのような問題を解決するため、多店舗経営 企業における効果的なVEの適用について、機能的分析から得られた 優れたVEの適用方法を提案する。そして、その実践事例を交え、本部による効率化やブランド一貫性を図りながらも、店舗の労働意欲を高め、主体的な営業活動に繋がる効果性を示す。
目次
- はじめに
- 研究の背景
- 多店舗経営企業の営業活動の機能的分析
- 多店舗経営企業における効果的な3つの適用型
- 留意点と有効性
- 店舗での実践
- 今後の取り組むべき課題
- おわりに
発行年
2020年 VE研究論文集 Vol.51著者
- 株式会社 ひぐち
FA 開発部 主任
主任 - 深江 和博
カテゴリー
- VEの適用局面
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