デューデリジェンスとVEを融合させた企業価値評価技法の開発

論文

「VUCA時代」の「経営VE」を進める上での課題は、激変する経営環境に対して、経営戦略をいかにスピーディにシフトさせるかである。そのために、中長期経営計画の策定や戦略管理、組織の変革、事業再構築の実施、経営システムの構築などをスピーディに実行する必要がある。これらの施策をスピーディに実行させるためには、企業価値の現状を正しく、スピーディに把握することが最も重要である。本研究では、スピーディな企業価値の現状把握をする手法として、企業の合併や買収などの際に対象となる企業の価値やリスクを詳しく把握するために実施される「デューデリジェンス(DD:Due Diligence)」とVEを融合させた企業価値評価技法を開発した。これにより企業の現状価値を正しく、スピーディに把握し、経営戦略をスピーディに策定できるようになるものと考える。

目次

    1. はじめに
    2. 経営VE
    3. 製品・サービスVEおよび経営VEの問題点系統図
    4. 経営VEのあるべき姿(機能系統図)
    5. 企業診断手法(DD:デューデリジェンス)
    6. 企業価値評価技法の開発
    7. 期待される効果と検証
    8. 今後の経営VEの展開
    9. まとめ
    10. 謝辞

発行年

2019年 VE研究論文集 Vol.50

著者

株式会社福原イノベーション研究所
代表取締役社長兼CEO
福原 政則

カテゴリー

  • マネジメントとVE

キーワード

  • 企業経営
  • 経営テクニック
  • 経営改善

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