論文
企業も製品も進化していかなければ生き残れない。製品進化はターゲットとした顧客の満足を継続して向上させることによってなされる。この満足を向上させるには継続的・断続的価値向上と、その製品の差別化・個性化が不可欠となる。この結果が製品進化となるのである。本論文はこれら2つの要素を効果的に実現するため以下の展開をするものである。
まず第一に、機能定義の対象拡大(上位拡大と並位拡大)を図る。ここでは、VE対象(製品など)の果たすべき機能とその目的となる機能(使用目的など)を明確にし、さらに、VE対象(製品など)の機能発揮に密接に関わる「人」や「もの」が果たしている機能も明確にする。次に、これらに基づいて全体最適の思考の下に、これら三者の間の機能分担を合理的・合目的的に行うのである。この経過を経て、使用目的などを確定し、「人」や「もの」が果たしている機能をVE対象(製品など)に採り込むなどしてターゲットとした顧客に対するその製品の価値向上や差別化を図るのである。
目次
1.はじめに
2.本研究の意義と対象
3.機能定義の対象拡大
4.製品進化の促進と対象拡大の有効性
5.おわりに
注
参考文献
発行年
2018年 VE研究論文集 Vol.49著者
- 日本経営システム協会
会長 - 田中雅康
- 日本経営システム協会
理事 - 管 康人
- GHコミュニティー
代表 - 後明廣志
- バリューアップ研究所
代表 - 谷 彰三
- なべ バリュー・クリニック
代表 - 渡邉美稔
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- 価値の向上
- 価値向上
- 機能の定義
- 機能定義
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