論文
小型メカトロ装置の設計開発については、従来の高度成長期の開発装置は、ともすると設計者各人の技量が装置全体に提案され、顧客の真の要望は二次的要因であった。顧客満足度を追求した装置を開発製作するための手法として、設計者が開発段階で行うDR(デザインレビュー)とVE(バリューエンジニアリング)の仕掛け仕組を一体化し、ISO環境等をも加味し、チームデザインで行った「M-VM手法」(以下説明)を実践し、各メカトロ装置の開発をすることにより、装置全体のスキルアップと顧客の満足度向上と信頼性の向上を得ることができた。その結果、プリンターメーカーの自動化装置、公共のETC用遮断機の受注展開、駐車場システム装置への応用、半導体画像検査装置への進出、環境関連システムの受注に繋がり、その部門のスキルアップとマネジメントの構築が図れ貢献できたので、ここにメカトロ装置開発のリニューアル化とマネジメントについて述べる。
目次
- 1. はじめに
- 2. M-VM手法の着眼点
- 3. M-VM手法のアプローチ
- 4. M-VM手法の特徴
- 5. M-VM手法活用による装置開発事例
- 6. M-VM手法とマネジメント
- 7. 結論
発行年
2003年 VE研究論文集 Vol.34著者
- 株式会社日立産機システム
装置制御システム部 - 森裕久
- 株式会社日立産機システム
埼玉サービス部業務課 - 斎藤健司
カテゴリー
- マネジメントとVE
キーワード
- IS0
- IT関連分野
- VM
- チームデザイン
- リニューアル
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