論文
商品の価格破壊が進むなかモノ造りの面において生産体質の強化が急務となってきた。要求されるコストダウンの目標が大きく部門ごとの個々の活動や、単一の管理技術の活用では限界がある。各種管理技術の融合を図り、実践的かつ効果的な問題解決手法の確立の必要性を痛感している。
このような背景から、本論においては「製造現場における実践的なVE活動」を考える上で、特に「科学的管理手法のIE」と「機能的アプローチ手法のVE」の利点を融合化し、製造工程における管理技術として体系づけた。
その活動ステップは次の3段階で構成されている。
① IEの基本を活用して工程を細部にわたり分析しVE手法で機能定義する
② IE手法の核となる時間のデータから各工程を製造VEの効率指数に変換する
③ 製造VEの効率指数をもとに機能的アプローチで創造的に工程の改善を行い、ロス削減に取り組む
目次
- 1. はじめに
- 2. VE・IEの融合化
- 3. 製造活動における価値の考え方
- 4. 製造VE活動の進め方
- 5. 今後の課題-VEマネジメントの展開-
発行年
1996年 VE研究論文集 Vol.27著者
- シャープ株式会社
人材開発センター栃木研修所 - 小野光次
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- IE融合化
- VE
- 機能的アプローチ
- 製造の価値指数
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