論文
建設業には品質管理の導入が遅れていたが,近年急速に品質管理への関心が高まり,各種の品質管理手法が導入され徐々に成果を上げている。しかし,手法の適用範囲,適用方法に混乱があるように見受けられる。その原因として機能定義・評価に不十分な点があるように見受けられる。
VE技法は機能本位の考え方で価値向上を目差すものであるから,顧客が求める価値を製品の品質に置き換えることにより品質向上,品質保証が可能であることに着目した。品質機能展開,FMEAなど品質保証の技法によりVEテーマを決定して,VE活動を実施する手順と数年間の研究実績とダム工事における実施例を述べる。
目次
- 1. はじめに
- 2. 建設業の品質管理上の問題点
- 3. 品質保証VEの考え方
- 4. 品質保証VEの展開例
- 5. 品質保証VEの課題
- 6. おわりに
発行年
1986年 VE研究論文集 Vol.17著者
- フジタ工業株式会社
仙台支店 VE推進部 - 小泉泰通
カテゴリー
- VEの適用局面
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