論文
繰り返し行われる改善活動により,各種VE対象の改善余地が低下してきている。改善余地が低下するVE対象から,更に,所定の成果を得るには,機能的な物の見方が有効である。しかし,機能的アプローチを行うVEで,最も重要な機能分析が,上手に,容易に行えない実状にある。これは,日常生活での物の見方,考え方が即物的,具体的であることが多く,機能化,抽象化に慣れないためと考える。不充分な機能分析は,機能にかかわった代替案の創造を困難にし,更に活動メンバーのスキル,能力差も影響し,改善案の発想にも差が生じる。今後,改善余地が低下するテーマから,必要な改善成果を得るため,これに見合う分析技法と,創造技法の開発の必要性を感じた。そのー解決技法として「PASS-VE」を開発したので,その考え方と技法について,以下に説明する。
目次
- 1. はじめに
- 2. PASS-VEとは
- 3. PASS-VE展開手順
- 4. PASS-VEの効用
- 5. おわりに
発行年
1983年 VE研究論文集 Vol.14著者
- 東洋工業株式会社
生産企画室 - 大戸健次
カテゴリー
- VEテクニック
購入
この論文はPDF版をご購入いただけます。
ご希望の方は「カゴに入れる」ボタンをクリックしてください。