こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
今日、11月11日は1年のうちで一番記念日が多い(「電池の日」や「めんの日」を始め30件以上とか)そうです。○○記念日というのは、数字に語呂合せや視覚的な機能?等を持たせて覚えやすくしているようですが、様々なものがあるものだなあと感心します。
さて、前回のブログの続きですが、ヨガの研修旅行で3番目に訪れた国はイタリアでした。
「ローマは一日にしてならず」の言葉どおり、500年をかけて作られた歴史ある都市を巡るには少ない日程で、代表的な場所しか行けませんでした。それでも初めてのヨーロッパで、映像とか本などでしか知らなかったコロシアムなどの歴史的建築物や絵画、彫刻などの本物を目の当りにできて幸せでした。ミケランジェロ等の作品が並ぶヴァチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂などは圧巻でしたが、芸術作品の価値を維持するための修復は必須でしょうし大変な事なのだと思いました。
もちろん、イタリアのヨガのアシュラム(道場)も見学しました。そこで聴かせていただいたキールタン(インド版の讃美歌のようなもの)はとても美しく、心が洗われるようでした。
心が洗われた一方で、「ローマの休日」の映画で有名なスペイン広場では、ツアー参加者の何人かがスリの被害にあいかけました。幸いな事に未遂で済みましたが、やはり日本人は危機管理に甘いようで狙われやすいようです。さらに、イタリアに限らず、どの国にも泥棒もいれば聖人もいます。
イタリアのアッシジにあるサンフランチェスコ教会では、「清貧の思想」を説いた「聖サンフランチェスコ」の生涯を描いた壁画を観る事ができました。彼は、「人間にとって本当に必要なものは愛と平和だけであり、それ以外のものはすべて不要。諍いや対立は所有する事に端を発する」と説いただけでなく、裕福な家に生まれながらも全てを捨てて「従順・清貧・貞潔」の生き方を実践した中世イタリアの聖人です。
世界中の人が彼のように考えて生きれば争い事などなくなるのかもしれませんが、実行が難しいからこそ聖人として尊敬され、崇められるのではないかと思います。かくいう私も、頭では「理想的な考え方」と理解しつつも、「言うは易く、行うは難し」で、「イタリアと言えば革製品よね」と、その翌日には靴だバッグだと買物に走っていましたから…(苦笑)。
さて、イタリアの芸術もそうですが、何事も「百聞は一見に如かず」で、可能ならば説明を聞くより実際に現地に行って自分の目で見た方が理解も早く感動も大きいものだと思います。
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では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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