「平成28年度静岡県VE発表会」開催レポート (2016.7.15)

去る7月15日、静岡県の主催による「平成28年度VE発表会」が静岡市で開催されました。

静岡県では、県の部局だけでなく市や町でも設計VEの導入・展開を進めており、2009年には公共工事のコスト縮減や価値の高い社会資本整備に努めた地方自治体に贈られる「マイルズ賞特別賞」を受賞しています。

今回で8回目となる発表会には県内の土木・農林事務所をはじめ、近隣の自治体や地元の設計・施工会社など300名近い関係者が参加。河川改良や道路整備、景観に配慮した津波対策、用地管理業務などにVEを適用した取り組みを熱心に聞き入っていました。

最後には、これまでの10年間を振り返る『進化を続ける公共VE』と題したパネルディスカッションが行われ、県のVEアドバイザーを務める上野孝氏(CVS)から『年を重ねるごとにメンバーの意識が高まっており、現地調査とワークショップを上手に組み合わせながら活動を進める“静岡スタイル”が他の行政機関のお手本になっている』と称賛の言葉を贈っていました。

 

挨拶に立つ建設技術監理センターの堀野所長 10年間の取り組みを説明する上野アドバイザー
挨拶に立つ建設技術監理センター堀野所長 これまでの経緯を説明する上野アドバイザー