機能系統図を活用した職場安全衛生教育プログラムの開発

論文

本論文は、永遠の課題である健康問題に対して機能系統図を活用することでより理解を深め、各人の健康意識の向上に貢献することを通じて、機能系統図を活用することが未知の分野の知識の全体構造をより短期間でもれなく把握する方法論として有効であることを示すものである。

目次

    • 1.はじめに
    • 2.企画内容
    • 2.1.職場安全衛生ミーティング
    • 2.2.安全衛生啓発教材の独自開発
    • 2.3.教材開発の考え方
    • 3.実施例
    • 3.1.テーマ選定 ~最初の事例~
    • 3.2.対象の情報収集
    • 3.2.1.対象の情報収集:発作のメカニズムの把握
    • 3.2.1.1.痛風の原因物質である尿酸が結晶として析出する
    • 3.2.1.2.尿酸の結晶が痛風の発作を誘発する
    • 3.2.2.対象の情報収集:さらなる掘り下げ
    • 3.2.2.1.尿酸の生成(input)
    • 3.2.2.2.尿酸の排泄(output)
    • 3.2.3.痛風を防ぐ対策への視点
    • 3.3.機能の定義
    • 3.4.機能の整理(機能系統図作成)
    • 3.4.1.基本機能
    • 3.4.2.機能分野
    • 3.4.3.下位機能
    • 3.4.4.重点機能分野
    • 3.4.5.対策と機能分野
    • 3.4.6.機能系統図と処方薬との関係
    • 3.4.7.機能評価、代替案作成
    • 4.啓発教材のフレームワーク
    • 4.1.啓発教材の構成
    • 4.1.1.テーマの紹介
    • 4.1.2.現象の説明
    • 4.1.3.原因の説明
    • 4.1.4.機能系統図
    • 4.1.5.対策各論の説明
    • 4.1.6.テーマのまとめ
    • 4.2.本プログラムで作成した機能系統図の特徴
    • 5.活動の結果と得られた効果
    • 5.1.活動の結果
    • 5.2.得られた効果
    • 5.2.1.第1の狙い:従業員の健康意識向上、健康面の価値向上、豊かな人生の実現
    • 5.2.2.第2の狙い:未知の分野について素早く情報収集・分析に対する有効性
    • 5.2.3.第3の狙い:VE的思考の浸透
    • 6.まとめ

発行年

2012年 VE研究論文集 Vol.43

著者

積水エンジニアリング株式会社
テクノソリューション部
課長
楠本 幸治 (VES)

カテゴリー

  • VE教育

キーワード

  • ソフトVE
  • 教材
  • 機能系統図

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