論文
政府、地方自治体では財政面での逼迫を受けて、公共事業のコスト縮減施策や価値向上対策の一環としてVEの取り組みが活発な動きをみせている。公共VEは事業予算の有効活用と納税者、利用者に満足感を与える画期的な手法であるが、成果を生み出すためには運営体制の確実な整備と個別プロジェクト単位での推進マネジメントが重要な鍵となる。本論文では、地方自治体でのVE導入と個別プロジェクトの本格的なVEワークショップでの活動実績を踏まえ、公共VEが成果をあげるための課題を明らかにし、その解決策を示す。
目次
- 1. はじめに
- 2. 公共VEの本質とVE制度の特徴
- 3. 公共VE活動の基盤整備
- 4. 公共VE展開の進め方の要点
- 5. 公共VE導入・定着運営のマネジメント
- 6. 設計VEワークショップ実践活動のマネジメント
- 7. 公共設計VEワークショップ実施事例と運営考察
- 8. 活動結果の検証と今後への提案(結論)
- 9. むすび
発行年
2007年 VE研究論文集 Vol.38著者
- 上野バリューマネージメント研究所
- 上野孝
- 和歌山県県土整備部
県土整備部県土整備政策局 技術調査課 - 的場康彦
- 和歌山県県土整備部
道路局 道路建設課 - 上山孝誠
カテゴリー
- VEの適用局面
キーワード
- VEワークショップ
- VE契約
- VE審査会
- VE提案制度
- VE教育
- VE管理
- 公共事業
- 設計VE
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