論文
本研究は競合製品が多々ある成熟製品を対象として、次期改良型の新製品を開発するときの製品コンセプトづくりに不可欠な顧客情報を作成し提供する新しい方法論を明示するとともに、その有効性を明らかにしたものである。それは2つの部分から構成されている。
第1は、現状の機能に対する顧客評価により、当該製品の主要な機能の改善対象を明らかにするものである。第2は、この改善対象機能を具体化した方式案を組合せて製品設計案を複数考案し、これらの案に対する顧客の選好を調査した上でコンジョイント分析を行い、得られた情報を製品コンセプトテーブルにまとめるものである。
また、製品コンセプトテーブルを顧客層別にセギュメントして複数作成し、これらの情報を活用して、顧客層別に顧客満足の高い新製品開発を行わせるものである。
目次
- 1. はじめに
- 2. 先行研究と本研究の概要
- 3. 顕在顧客の満足度・不満足度分析による改善対機能の選定
- 4. 改良型新製品のコンセプトづくりに有益な潜在顧客の選好度の把握
- 5. おわりに
発行年
2003年 VE研究論文集 Vol.34著者
- 東京理科大学大学院
- 福岡宣行
- 諏訪東京理科大学
経営情報学部 - 飯田洋市
- 諏訪東京理科大学
経営情報学部 - 大槻晴海
カテゴリー
- VEテクニック
キーワード
- コンジョイント分析
- 多段階重回帰分析
- 機能評価
- 製品コンセプト
- 部分効用値
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