論文
コンピュータ・ソフト分野への、VA適用が盛んになるにつれ、ソフトウェア技術者からは、その手法のさらなる改善要求が、熱心に提起されるようになった。要求は多岐にわたるが、結論は、より納得性の高い手法への期待である。考え方がより合理的で、作業により困惑の生じない手法への期待といい換えることができる。
これに応えるために、ソフトウェア技術者の協力のもとにプロジェクトを編成し、研究を重ねた結果、一定の成果が得られた。
一つは、合理性という面では最大のネックとされている、機能評価の進め方に、合理的手法が開発できたこと。もう一つは、困惑回避の面から、作業の容易性の高いジョブ・プランの進め方が、開発できたことである。
内容は、あくまでも、当社手法の改善であるが、コンピュータ・ソフトVA手法の一つの考え方には違いないので、一石を投ずることにした。
なお、研究過程でのソフトウェア技術者の協力に敬意を表し、合理性と容易性をまとめて、実務性という用語を使うこととする。
目次
- 1. はじめに
- 2. 実務性の視点
- 3. 従来手法の特徴と実務性
- 4. 合理性を有する機能評価法の開発
- 5. 容易性の高いジョブ・プランの開発
- 6. おわりに
発行年
1993年 VE研究論文集 Vol.24著者
- 株式会社東芝
日野工場 技術・情報システム部 企画・VA担当 - 富田宏
カテゴリー
- コンピュータ・ソフトウェアのVE
キーワード
- VAジョブプラン
- コンピュータ・ソフト
- 機能評価
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