中小規模各種業態へのVA/VEの導入に関する提案 -第2報・新たにVA/VEを導入するための実践ステップのモデル化-

論文

「業種業態に合ったVA/VE」即ち、実践的管理技法を求める要望は強い。そこで中小企業にVA/VEが浸透しない要因を考え、VA/VEコンサルタントの立場で、新たに企業トップが経営戦略の道具のーつとしての「VA/VE戦略」取り組みを意図した場合の、導入モデルを提案する。(第1報は総論編であったが、第2報は各論編として纏めた)

前段で浸透阻害の背景を考え、本論文の取り組み方向づけをし、「実践ステップ」のモデル化の概念を示すとともに、経営課題としてVA/VEの位置付を明確にした。

本論で、VA/VE導入手続きをステップ分けすることにより、VA/VE管理技法の活用具体化方法を取り組み時間に従って述べ、企業トップや従業員がVA/VEを理解し、本提案を取りあげていただける動機付工夫をした。

最終まとめはVA/VE管理技法が、お客様志向のものであり、その前提での筆者の今後の目標を確認し、決意表明をした。

目次

  • 1. 本論文を纏めるに至った背景と問題点
  • 1.1 なぜ中小規模各種業態へVA/VEが浸透しないのか
  • 1.2 阻害要因対応のコンサルティング留意点事例
  • 1.3 今、VA/VEが求められている
  • 2. 「新たにVA/VEを導入するための実践ステップ」のモデル化概要と提案
  • 3. 「新たにVA/VEを導入するための実践ステップ」の手続き
  • 3.1 ステップⅠ一一一経営トップの説得
  • 3.2 ステップⅡ一一一実践担当等当事者への導入教育
  • 3.3 ステップⅢ一一一課題に対する基本ステップ取り組み
  • 3.4 ステップⅣ一一一計画的推進ツールとしてのVA/VE手法(技法)
  • 3.5 ステップⅤ一一一成果と浸透のフォローアップ
  • 4. 本提案の纏めと今後の課題
  • 4.1 期待される中小規模各種業態へのVA/VEの浸透見通しについて
  • 4.2 経営管理技法としてのVA/VEについて
  • 4.3 今後の目標について

発行年

1991年 VE研究論文集 Vol.22

著者

日立電子サービス株式会社
VEC推進センタ
金子純

カテゴリー

  • VE導入と定着化

キーワード

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