広告を研究する　（１）　　（ゆ）　　No．86

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の（ゆ）です。

ハロウィンのお祭り騒ぎも終り、あっという間に11月ですね。私の大学の文化祭は、ちょうど文化の日の頃に開催されていましたので、この時期になるとキャンパスの銀杏並木を思い出します。

さて、その大学に進学した春、ボブヘアでスーツ姿が多かった私は初々しい１年生には見えなかったようで、キャンパスを歩いていてもサークルの勧誘をされませんでした（何か他の要因もあったのかもしれませんが…）。ハロウィンの仮装までしなくても、女性は髪型や服装によってイメージが大きく変りますよね。３年生の春、ロングヘアに白いオーバーオールとパステルピンクのカーディガンにコアラの小さなぬいぐるみ（！）をつけて歩いていた少女趣味の私は、逆に１年生に見えたらしく、あちらこちらで勧誘されました。

１年生の時に、数あるサークルの中で興味を引かれたのは「広告研究会」でした。純粋に広告の事を勉強してみたかったのですが、上級生の女性達は皆大人っぽくて華やかで、サークル自体の内容も想像していたのとはちょっと違っていました。

高等部の友達を誘って広告研究会に入ってみて、最初に『ええっ!?』と驚いたのは、ある化粧品会社のキャンペーンガールに応募するように言われた事です。強制ではなかったですし、身の程を知っていますから、はなから勝負にならない勝負に挑む気はまったくなく、何より恥ずかしいので、私はもちろん応募しませんでした。この時の上位３名には、賞金や副賞の旅行の他に「三浦友和さん主演の映画で共演」という特典があり、その時の１位が古手川祐子さんでした。

そして、２位になんと同期の１年生が入賞し、ほどなく映画のスクリーンの中に入ったのを皮切りに、連続ＴＶドラマを主演、映画も主演、今や誰もが知る大女優になるなんて、その頃は思いもしませんでした。きっと元々の才能が開花したと思うのですが、綺麗な事を鼻にかけずさっぱりとしていて、サークル内でも大人気の女の子でした。卒業アルバムに載っている彼女の写真は、女優としてのオーラが放たれているせいか、そこだけ光り輝いていました。

１年生の夏休みには、その彼女も一緒に「キャンプストア」に参加しました。サークルの部員が交代で「海の家」を経営するのですが、普段はできないような経験もしました。ただ、食事は自炊（魚肉ソーセージの入った野菜炒めとアルデンテのごはんが多かった気がします）、お風呂はほとんど水風呂で大部屋暮らし…。若い時でしたから楽しいと言えば楽しかったですが、１週間過ごして痩せて帰ってきた覚えがあります。

そういう事をやる一方で広告もちゃんと制作しました。化粧品がテーマの時は、ＶＥよろしく、まずは「情報収集」が大事と、化粧品店に単独で飛び込んで生の情報を取材したり関連図書なども読んでレポートを作成したりと真面目に取り組んでいました。一番印象的だったのは、１年生の女子数人のグループで実際に作った広告ポスターです。これは、皆のアイデアを出し合ったチームワークのお陰でなかなかいいものができたのですが、どういうポスターだったのかは次回にさせていただきます。

当会では、「ＶＥ基礎講座～製品改善ワークショップ」を年に数回開催いたしておりますが、今月は、東京開催が11月16日（木）～17日(金)（https://www.sjve.org/9759）大阪開催が11月20日（月）～21日(火) （https://www.sjve.org/9727）となります。
研修のお申し込みの締切りは、それぞれ開催日の７日前になります。

本講座では、ＶＥの基本的な考え方を講義で学び、ある市販製品を題材に改善ワークショップを行い、ＶＥの活用手順をグループワークにより実践的に習得します。本講座を受講・修了されるとＶＥリーダー認定試験の受験資格を得られますので、まず受講されて、2017年度後期の試験（https://www.sjve.org/certify/vel）を受験されてみてはいかがでしょうか？

では、よい週末をお過ごしくださいませ。　（ゆ）

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