第2回「経営者フォーラム」 を開催しました!

8月31日㈭に、東京都渋谷区のアイビーホール(青学会館)で「経営者フォーラム」を開催しました。

「経営者フォーラム」は、企業経営者層の方々にVEを理解していただくことを目的に開催しておりますが、今回は製造業での生産性改革を支援するコンサルタントとして活躍中の小山太一氏を講師としてお招きし、東京近郊や関西、その他の地方から20名近くの企業経営者や経営幹部の方々が参加をされました。

小山氏は大学卒業後、大手のコンピュータ関連企業に入社。生産管理システムなど製造業のシステム構築や大手製造業におけるSCMの企画・構想・改革定着支援及びSCM業務改革コンサルティング等に従事してこられました。2013年9月に同社を退職、翌月にコヒーレント・コンサルティングを設立。知的資産経営のほか、製造業での生産性改革のための“面積原価管理”を提唱し、その導入や定着支援をされております。

 小山氏の講演テーマは、「働き方改革の本丸、生産性改革を実現する“面積原価管理”」。始めに、働き方改革の本質は生産性改革であることやその生産性改革が我が国で進まない理由、その一因として生産現場で使える適当な生産性の評価指標がないこと等をご説明いただきました。次に現場で使える評価指標として面積原価をご提案いただき、その適用事例をご紹介いただいた後、「面積原価管理による生産性改革の進め方」についてのご説明で講演を締められました。

“面積原価”とは企業活動に投入される資源として原価に時間軸を考慮した概念のことで、面積原価管理とはその面積原価で利益を除した“面積原価利益率”を企業活動の生産性を計る評価指標とした管理方法のことです。

システムエンジニアやコンサルタントとして製造業の生産性改革を永年支援されてきた小山氏のお話は分かりやすく、またその中でご紹介いただいた具体的な適用事例のお蔭で説得力も十分でした。

最後は質疑応答。講師と参加者の間で終了時刻まで行われた後、「経営者フォーラム」は終了となりました。

ご講演中の小山氏

 

今年度最後となる次回は、2018年3月14日㈬の午後に今回と同じアイビーホールで開催する予定でおります。その詳細は来年の1月末~2月初旬にご案内できると思いますので、その頃にもまた、本会のホームページをご覧いただけますと幸いです。

関連ページ