食を断つ (1)   (ゆ)  No.70

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今日は七夕ですね。2017年7月7日に、このブログが70回目を迎えるのもちょっと不思議な気がします。梅雨の時期のせいもありますが、今までの私の記憶では7月7日が晴れたことはあまりなく、『天の川ってなかなか見られないものだなあ』と子供の頃から思っていました。天気が良くても空気も綺麗な所でないと難しそうですが、仕事や携帯電話等でどうしても下を向きがちな方が多いと思いますので、天の川は見えなくとも、夜空を見上げるだけでもいいのではないかと思います。

さて、前回のブログの続きで、私が忘れられないほど美味しかったものの三つのうちの最後の一つは「お魚」です。旅行や出張で出かけた先が海の側だと新鮮な魚を頂くことができるのが楽しみの一つではありましたが、普段は生臭さが苦手なお魚でも、新鮮だとこんなにも違うのだと驚いたものです。特に、普段は中々行けない出張先等で、織姫と彦星どころではない5年ぶり10年ぶりにお会いした方達と一緒に頂く時は(ごちそうになってしまう事も多いのですが、感謝しております)、私に美味しいものを食べさせようとしてくださるそのお気持ちも一緒に頂いているようで、特に美味しく感じます。

以上の三つが外で頂いた中でインパクトのあったものだったのですが、食べさせようとしてくれる気持ちがこもっているという事でいうと、家族のなにげない手料理も改めてありがたいものだったのだと思います。実家では、お米とお茶だけはいいものにこだわっていた上に、同居の祖母が料理上手(ある伯父によれば『銀座の料亭より美味しい』との事でした)だった事もあり、思えば子供の頃から恵まれた食生活だったのかもしれません。

前回、前々回に書いたたこやきやケーキはお金を出せばまた食べられるかもしれませんが、祖母の煮物を始め祖父や父のすき焼きやとんかつ、母のおにぎりなどは食べたくても、皆旅立ってしまった今となってはかないません。皆様は味わえるうちに、ご家族の手料理を堪能しておかれる事をお勧めいたします。

食べ物を頂く事ばかり書いてきてしまいましたが、今度は食べ物を絶つお話をしてみたいと思います。日本は、水は蛇口をひねれば出てくるのが当り前で、都会ではちょっと歩けば24時間営業のコンビニ等で簡単に飲食物が入手できます。旅行に行かずとも世界中の国の料理がいながらにして頂けるといった具合に恵まれているかもしれませんが、自給率の低さは否めません。食材が入ってこなくなったり、災害によって自由に入手できなくなったりする場合もあるでしょうし、あるのが当り前と思っていてはいけない気がします。

もう20年以上前になりますが、当時、通っていたヨガ教室の主催する2日間の断食セミナーに参加した事があります。一度、「断食」というものを経験してみたくて参加したのですが、そこで伺ったお話は『そんな事って実際にあるの?』と思ったくらい衝撃的でした。長くなりますので次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

 

過去のブログはこちら

関連するページ