気を感じる (4)   (ゆ)  No.48 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

さて、前回のブログで私が通っていた気功治療院の先生のご子息が、大学の応援団長をされていらしたほど元気だったのに、風邪が原因で生死の境をさまよったというお話の続きです。このお話はとても印象的でしたので、2年前にVE誌の編集後記でも少しご紹介させていただきました。

気功治療院でのメンタルカウンセリングのセミナーで、ご子息からそのお話を伺ったのですが、風邪の菌が脳に入ったことで2週間ほど意識不明になってしまわれたそうです。先生を始めご家族が、生きた心地もしないほどずっと心配されていた中、彼は、いわゆる臨死体験をされていたそうです。

自分と同じ価値観を持ち、言葉はなくてもすべて分りあえてしまうような存在に囲まれてとても楽で、更に今までの人生の出来事が次々と鮮明に浮かんできたそうです。中でも苦しく辛い経験ほど光り輝いて見えたとか…。その光り輝いた経験の数々がとても価値のあるものに思えて、この世に戻りたいと願ったとたんに意識を取り戻し、帰ってこられたそうです。

こういうお話は信じるのも信じないのも個人の自由ですが、実は、私の母も7年程前、入院中に合併症を起こして意識不明となり、主治医から『呼吸器をつけるかどうかをご家族で話し合って下さい』と言われた事があります。そして、どうすべきか悩んでいるうちに、母も臨死体験を経て生還したという身近な経験があるので、そういう事もあるのだと理解できます。

母は、2日ほど意識不明の状態の中、よく言われるような綺麗なお花畑にいて、体の痛みもない上にとても気持ちよく、『このまま逝けたら楽でいいのに』と思ったそうです。ただ、『生きて欲しい』という家族の気持ちが通じたのか、はたまた、現世での役目をまだ果していなかったのか、なんとか意識を取り戻し、その後、入退院を繰り返しながらではありますが3年ほど生きてくれました。私なら母同様に楽な世界の方を選んでしまうと思いますので、あえて自ら辛い経験をしに戻ってこられたという、先生のご子息の「価値」に対する考え方は素晴らしいと思いました。

一方で、風邪は万病の元といいますが、生死に関わる重篤な状態になる場合もある事を、気功の先生のご子息のお話から怖いほど知ることができました。更に、風邪の「気」は首の後ろから入ってくると聞いた事がありますので、この寒い時期はマフラーやネックウォーマーで特に首元を温かくする事をお勧めいたします。それでも寒気を感じられたら、温かくして睡眠を十分に取られてください。

この時期は受験シーズンでもありますので、受験生をご家族に持つ方、そして、当会のVEリーダー認定試験(https://www.sjve.org/certify/vel)を受験される方も(後期試験は2月28日までとなりますが、お申込みは3[土日をはさむ場合は4]営業日前までです。更にご希望の会場が満員でとれない場合もありますのでお早目のお申込みをお勧めします)、風邪をひかれないようにお気をつけください。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

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