気を感じる (2)   (ゆ)  No.46 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今週初めの「成人の日」は雨もあがって「晴れの日」に相応しいお天気となり、お正月にはあまり見かけなかった晴れ着姿の女性達が街に溢れ、文字通り百花繚乱で華やかな事でした。

さて、前回のブログでヨガ仲間との九州旅行で、ちょっと不思議な体験をしたというお話の続きです。幹事さんの友人の気功治療師の方が宿にいらして皆を診てくださった翌朝、電話口で『あなただけどうしても気になる。観光している場合じゃないと思うから治療院に来てみて』と言われ、私だけ彼女の治療院で再度診てもらう事になりました。

海辺近くにある彼女の治療院兼ご自宅は、窓からお庭の草花越しに海が見え、部屋にはアロマのいい香りが漂っていて、波音を聴きながら「天国みたいな場所だなあ」と心地よい気分でリラックスできました。そんな心地よい気分の中、彼女は私に指一本触れずにただ手をかざしただけで、『やはり、身体に異常があると思うので、旅行から帰ったら病院に行った方がいい』と親身にアドバイスしてくださいました。彼女に言われたとおり、帰ってから病院に行った所、悪性ではないものの腫瘍がある事が判明し、お医者さんから『できたら手術した方がいい』と言われました。

インドに行ってこの仲間達と出会わなかったら、出会ってもこの九州旅行に行かなかったら、行っても彼女に診てもらわなかったら…、病院には行かなかったと思います。
その時、実感したのは、目には見えなくても「気」で感じ取れるものがあるのだということでした。簡単に言うと、何も言葉を発していなくても怒っている人とか元気がない人とかって分りますよね。第六感などというものもありますが、こういう治療をする方はそういう「気」を感じ取る感受性が優れている方なのだと思います。こういった感覚は本来、誰にも備わっているものなのに、現代文明などのせいでちょっと鈍くなってしまっているのが一般の人間なのかもしれません。

私はただ、皆と楽しく旅をしていただけなのですが、インドや九州では、その後の人生に影響するような出会いが待っていましたので、もしかしましたら、すべて偶然ではなく必然だったのかもしれません。今思いましても、お金では買えない価値のある貴重な経験だったと思います。

ただ、臆病なので、経験した事のない開腹手術をどうしてもどうーしてもしたくありませんでした(体を切ったのに生き還るという事が信じ難く、メスを入れられるのも死ぬほど怖かったですし、100%安全という保証はどこにもありません)。そして、「腫瘍を取る(小さくする)」という目的のために私がとった手段とは何だったのか?
その経緯については長くなりますので、次回にさせていただきます。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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