こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
前々回のブログ№40(https://www.sjve.org/8854)で、ヨガの研修旅行で仲良くなった仲間6人で年に一度、旅をしているというお話をしました。中でも2週間の旅行中、私とずっと同室でいろいろとお世話になったのは、長野県茅野に住む元・彫金デザイナーで、今はヨガの先生という方でした。人の動かし方がとても上手な方で、いつのまにか私が部屋の鍵当番でしたが、何故か私は彼女に「父性」を感じていました。旅行中にヨーガ学会会長から「旅行はどう?」と私達二人に聞かれたことがあったのですが、申し合せたように「お陰様で、とっても楽しいですぅっ!」と元気よく同時に答えたくらいなので、波長が合っていたのだと思います(合せてくださっていたのかも?)。
さて、最初に行った再会の旅はその彼女のお友達が営む蓼科のペンションでした。そこでそれまでのそれぞれの出来事を報告したり、一年の間に行った旅のお土産などを交換したりしました。さらに、その回の幹事さんである彼女が、ご夫妻で営む「ストーブハウス」というストーブ専門店を始め、美味しいお蕎麦さんや高原や牧場に車で案内してくれたりして楽しい時を過ごしました。長野にはその後も2回行きましたが、幹事さんの白馬の別荘にお邪魔して自炊したり、松本のホテルに泊まったりと、回ごとにまた雰囲気の違った旅となりました。
6人のメンバーのうち3人がヨガの先生で、年齢順だと私は下から2番目です。私から見ると、元・総婦長さんが長老(最年長でも誰よりもしっかりとされています)、年上のメンバー達がそれぞれ、父、母、姉、そして最年少のメンバーが妹のようで、まるで家族旅行みたいな気がします。その後も、各々の家族や自分の都合で全員は揃わなくても、大体年に一度、幹事役を交替しながら旅行をしています。
中でも印象が強かったのは9年前に仙台に行った時の事です。その回は最年少のメンバーが幹事でしたが、彼女と私は2歳違いと一番年も近く、インド旅行のバスではずっと隣の席で、実に色々な事を話しました。超一流企業にお勤めでマンションも車も持つキャリアウーマンの方です。
仙台への旅行当日の朝、東京駅の待合せ場所に行くと、何やら揉めている様子。『どうしたの?』と聞くと、メンバーの一人が(予め幹事から郵送されたホテルとセットの)チケットを忘れたというのです。仕方がないので、とりあえず窓口で事情を話し、切符を買って忘れた人に渡した幹事が、今度は『あれっ?私のチケットがない!』と言い出しました。
ただ、新幹線の乗車時刻が迫っており、ゆっくり探している暇はないので、急いで自動券売機で切符を買い、皆が荷物を持って全速力で階段を駆け上がって飛び乗るやいなや、席に座る間もなく発車とあいなりました。スリルは満点以上でしたが、ギリギリセーフで乗れましたし、ゼーゼーハアハアとしながらも発車と同時に皆で顔を見合せて思わず大笑いしてしまいました。
ところで、幹事さんの切符、どこにあったと思われますか?
これもちょっと思いがけない展開だったのですが、長くなりますので次回にさせていただきます。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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