こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
今回は、電車の中で見かけたことについてお話しさせていただきたいと思います。
自分のことを大棚にあげて人のことばかりは言えないのですが、前回のブログ№19の傘のお話よりもっと前のことなのに昨日のことのように鮮明に記憶に残っています。
今や珍しい光景ではないことだとは思いますが、朝の通勤電車の中で、私の目の前に座っていた若い女性がお化粧を始めました。しかも、お化粧直しのレベルではなく、素顔からのスタートで、ファンデーションから、アイメイク、口紅、頬紅と…フルメイクにより別人のようになっていく過程をはからずも目の当りにしました。彼女は、今いる場所が公共の場であるという概念は毛頭ないようで、自分の部屋に一人でいるかのように鏡をのぞき込んでメイクに集中していました。
ここまでは、皆さんも見かけたことがあるかもしれませんが、仕上げに彼女がバッグから取り出したものを見て、釘付けだった目は点になり、「えっ!」と思わず息を飲み込んでしまいました。
さて、何だったと思われますか?
なんとT字型の安全カミソリです。それで鼻の下のうっすらした髭?だか産毛だかを剃り出したのです。いくら安全カミソリとはいえ、急ブレーキがかかったら危険ですし、本当に驚いてしまいました。
私がもし男性だったら、いくら綺麗な人でも絶対に彼女とか奥さんにはしたくないなあと思いました。
その後も、電車の中でお化粧に余念のない女性は大勢見てきましたが、さすがにカミソリは最初で最後でした。限られた時間を効率的に使っている点では、VE的と言えるのかもしれませんが…(苦笑)。
身だしなみを整えて美しくなろうとする気持ちは分りますが、時と場所を選ぶことも必要で、それらを間違えると「美しくなろうとしている姿」自体が「美しさとは程遠いものである」ことを分ってもらうにはどうすればいいのだろうか?と、それ以来、ずーっと心のどこかにひっかかっていました。
以前、何かで読んだのですが、電車内とか家の内外にかかわらず、何か行動をする際に自分の大好きな恋人とかの前でも、その行為ができるかどうかを考えて行動すると節度ある行動になるそうです。外見を整える身だしなみというのは自分のためであると同時に他の人のためでもありますが、公の場でのお化粧より、素顔でも笑顔でいる方がよほど素敵な身だしなみではないかと考えさせられました。
過去に電車内でのマナー違反を呼び掛ける川柳の公募などもありましたが、上述の内容を短い言葉で言い表すことはなかなか難しいので、いずれ、このブログで触れてみようと思っていました。
そんな折、新聞の読者投稿欄で「身だしなみ」をテーマとして投稿を募集しており、「未発表のもの」が条件だったので、ブログに書く前にモノは試しで、生まれて初めて新聞に投稿してみることにしました。今はメールで簡単に投稿できるので、「330字以内」という投稿規定に則って送ってみたところ、投稿した次の日に新聞社のご担当者から早速電話を頂いたのですが、続きは次回にさせていただきます。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)