こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
6月の花と言えば紫陽花を思い浮かべます。そして、紫陽花と言えば、似合う天気は雨や曇りだと思います。明るい夏の青空には黄色いヒマワリや赤いグラジオラスがよく映えますが、雨や曇り空には、ピンクや青の紫陽花が薄明りの雪洞のように色を添えていて、神様の采配は素晴らしいものだと思います。紫陽花の花言葉には、「移り気」「高慢」「無情」「変節」といったものの他に、日本的には「団結」「仲良し」「家族」「友達」「和気藹々」「平和」等があるそうで、日本の方がポジティブですね。
じめじめとする梅雨は、確かに気分が少し曇りますが、雨には恵みを与えるとか、浄化をする機能もあると思います。窓ガラス越しの雨に煙る風景を快適な温度の部屋の中で紅茶などをいただきながら眺めていると、ほっとしてささやかな幸福感を味わえますので私は雨が割と好きかもしれません。
雨と言えば、傘(今回は連想ゲームのようです)が浮かびますが、若い頃は傘と長靴をピンクで揃えたりして楽しんでいました。現在の住まいの隣が学校で、朝、通学する女子学生達と行き違うのですが、ピンク、水色、黄色、淡い緑色といったパステルカラーの傘がほとんどで、色とりどりの花が咲いたように見えてとても華やかです。いつかできたら俯瞰で写真をとってみたいなと思わせる景色の一つです。
雨傘の機能は「雨や雪をはじく」だそうですが、使い方によっては人に「怪我を負わせる」という機能も生じてしまうのに、長傘を道路と並行して横に持って歩いている人が少なくありません。後ろに子供がいたら、目の位置に傘の先があたりそうですし、上り階段なら大人だって同じです。
もう10年程前の朝、駅構内で傘を真横に持って歩く学生らしき男性を見かねて、「横に持つと危ないから、縦に持ってみたら?」と声をかけました。「うるせえ、ばばあ、よけいなお世話だ!」と返ってくることも覚悟していましたが、案外、素直に「はあ」と頭を下げて持ち方を変えてくれたのでほっとしました。
あとで、友人にその事を話したら、「相手がどんな人間か分らない場合、むやみに注意するのは危険だからほっといた方がいい」と言われました。でも、事故が起きたりしたら双方にとって悲劇だと思うのですが…。触らぬ神に祟りなしなのか、注意をする人というのは確かに減っているように思います。
「マナーを守る」ことは、狭い国土の割に人口が多い日本では、気持ちよく生活をしていく上で大切なことだと思います。先日、そのマナーにまつわることで、通勤電車内でみかけたことを初めて新聞に投稿してみましたらビギナーズラックで掲載されたのですが、これについては次回にさせていただきます。
傘の機能一つとっても、機能分析というのは結構難しいと思います。当会のVM塾には、そんな機能分析を極め、その徹底に必要なテクニック等も学べる講座を含んだ「アドバンスコース」もございます。
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同コースでは、他にもファシリテーションのスキルや会計の知識等が学べますが、仕事にも普段の生活にも役立てていただけると思いますので、是非、受講をお勧めいたします。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)