会社名・資格名
三菱電機エンジニアリング株式会社 VESに合格
氏名
長田浩二
私は構造設計業務を30年以上続けています。設計にとってVEは必要不可欠な存在なことから、上司の薦めでVELを取得し、さらに上位を目指して2010年にVESを受験しましたが、残念ながら「不合格」でした。しかし、VESの難しさを知り、逆にVEの土俵に昇れた実感が得られました。
そこで、1年間をかけての受験計画を立てました。主な内容は、次のとおりです。
a ) ブラッシュアップセミナーを参考にして、仮想問題を作りマスターノートを作成する。
b ) A6サイズのノートに問題を書き写し、毎日の通勤時に繰り返して勉強する。⇒ 年間を通して実践し、VE漬けの頭にした。
c ) 1回/週のペースで、仮想問題の答を、「写経」の如く書いて、手で覚える。⇒ 試験時においては、問題を見ただけで手が進むようにしないと、時間が足りないことへの対策。ジョブズ氏の名言は「神は細部に宿る」だが、私の場合は「神は手に宿る」をモットーにした。
d ) 1年間の長丁場でモチベーションを保つのは難しいため、VE提案活動や短時間の講義を実施。⇒ 業務の中で、VE力量UPを図った。
e ) 最後に、試験当日は早朝と試験会場で、一通り筆記。⇒ F1のフォーメーションラップの如く、スタートダッシュを狙い試験開始から手が動くようにした。
これらの効果が実り、2回目でようやく合格に至りました。関西風の言葉で言うと、VEは実践で使ってなんぼ。実践で使えないVE手法(ジョブプラン)は何の価値もなく、ただの空理空論。実践しないVEマンは無能者に等しいことを念頭に置き、これまでご指導いただいた、「関西支部、活き活きVE研究会の方々」、「三菱電機諸先輩の方々」に成果をもって御恩返しと、後進者育成に傾注し、VEライフを継続する所存です。