成果をまとめる  (ゆ)  No.10 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今週は寒の戻りがあったりして、気温の変化が激しかったようですが、昨日の4月14日の夜、熊本で大地震が起こり、被災地の様子がニュースで報道されていました。こういう大災害が起きますと、普段の生活を当り前に過ごせていることがいかにありがたいことなのかを痛感させられます。
被災された方々のご無事と一日も早い復旧をお祈りしております。

さて、前回のブログ№9で、ご紹介しました当会の東日本支部の各部会では、2016年度の活動をそれぞれスタートされています。これから1年の活動の成果は活動報告書としてまとめられ、年度末に開催される報告会で発表される予定です。
当会では、このような活動報告書の他にも、各種の委員会や研究会の活動の成果を、創立当時からVE資料や研究資料としてまとめて参りました。お陰様で当会は2015年に創立50周年を迎えましたが、半世紀の間におよそ150冊ほどのVE資料や研究資料を発刊することができました。
当会のVE情報誌「バリュー・エンジニアリング」第289(2015年8月)号に、その一覧表を掲載させていただきましたので、是非、ご参考にされてください。

VE資料・研究資料一覧

なお、残念ながら絶版となっているものの方が多い状態ですが、当会にいらしていただければ閲覧できますし、入手されたい場合はコピーサービスも承っております。温故知新で、古い資料からでも何か新しいヒントが見つかるかもしれませんので、ご活用いただければ幸いです。

また、当会では東日本支部だけでなく、西日本支部でも各研究会が活発な活動をそれぞれ展開されています。
その中の一つ、「コンセプト・メーキングVEレベルアップ研究会」は、「新コンセプト・メーキングVE」 の開発を目指して、2013年4月に立ち上げられました。
この度、2年以上かけて得られた活動の成果をまとめた「VE資料No.103 商品企画VE コンセプト・メーキングVE~潜在的顧客ニーズの顕在化技法~」が発刊されました。
これまで実践してこられた「コンセプト・メーキングVE」を活用した商品企画活動のノウハウが盛り込まれていますので、当技法を真のユーザーニーズにマッチした感動商品の企画・開発に活用していただければ幸いです。

https://www.sjve.org/shop/5777

西日本支部でも他にもいろいろな研究会が開催されていますので、詳しい活動内容を知りたい方は、当会事務局・奥森 okumori@sjve.org までお問い合わせください。

私も、過去に「感性分野へのVE適用開発研究会」や、「開発品の機能評価および売価設定開発研究会」などに事務局として参加させていただいたことがありますが、研究過程はもちろん長期間の研究成果を一つの本にまとめるという作業はなかなか大変だったことを覚えています。ただ、一人では難しいことでも、三人寄れば文殊の知恵ではありませんが、色々な業種のメンバー同士が切磋琢磨することでさらに価値あるものを生み出せるのではないかと思います。そういう経験は、まず参加してみないと味わえませんので、この機会に是非、参加されてみてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。  (ゆ)

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