問題を解決する (1)  (ゆ)  No.6 

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

昨日から春のお彼岸ですね。
以前に私の実家の菩提寺のご住職が、「お彼岸の時期には亡くなった方々が墓地に集まってきて、親族がお墓参りしてくれているのを嬉しそうに眺めているのが見えます」とおっしゃっていました。「そういうこともあるのかも」と思う程度でしたが、『人は死なない』という東大教授の本のYou Tubeを見てから、ありえることではないかという思いが強くなりました。そういう考えを他の人に押し付ける気はありませんし、信じるのも信じないのも個人の自由だと思いますが、空気だって電波だって音波だって放射能だって、目に見えないけれど確実に存在はしています。目には見えないものを信じない方の方が多いとは思いますが、そういう方も、問題が起った時には見えない神様や仏様に助けを求めたりされませんか?

誰でも、問題が起きた時、「困った時の神頼み」で、つい神仏にすがりつきたくなってしまうと思いますが、実際に問題を解決するのは神様でも仏様でもなく他ならぬ自分自身です。私も、前々回のブログ(No.4)で触れたアメリカでのホームステイの件で、実は大きな問題が立ちはだかりました。アメリカに行く前に家族会議が開かれ、普段は口数少なく穏やかな祖父(戦争経験があり、自ら多くは語りませんでしたが大変だったのだと思います)が、「敵だった国に行くなんて何を考えているんだ!」と大激怒。祖母も父も、私の身に何があるか分らないアメリカに1カ月も行くことに猛反対。唯一、「自分のお金で行くのだからいいじゃないの」と母だけが味方をしてくれました。

実は家族会議は二度目で、一度目は私の高校進学の際に開かれました。
私は、英語も教えてくれた幼稚園に通ったせいか小さな頃から興味もあり、ホームステイという目標もできたので英語も含めて一所懸命に勉強しました。スパルタ式進学塾にも通って、今では信じられないと思いますが、問題が解けないと、スリッパや全国高校入試問題正解集という電話帳のような分厚い本で思い切り叩かれたりしておりました(塾ではスリッパや問題集は本来とは別の機能?も果していました)。そのお陰か第一志望の都立にも私立(たまたま過去最高の21倍という倍率だったとかで新聞にも載りました)にも合格したのですが、どちらの学校に行くべきかが家族で話しあわれました。 私はどちらかと言えば都立に行きたかったのですが、私以外の全員が、せっかく高い倍率を突破したんだし(これはこれで回りの生徒が優秀過ぎて、まぐれ合格?の私は後で苦労することになったのですが・・・)、大学の付属である私立がいいと言うのです。

当時の都立高校は学群制で、合格しても行きたい高校を指定できなかったこともありましたが、何より学費を出してくれる親には逆らえず、「都立の何倍ものコストがかかるのにいいのかなあ」と思いながらも、家族の希望に押し切られて私立に行くことになりました(結局、その私立の付属高校から進学した大学で現在の伴侶と出合ったので、良かったのか悪かったのかは最期の時にならないと分りませんが、そういう運命だったのかもしれません)。 これが最初の家族会議でした。

話を二度目の家族会議に戻しますが、家族の大反対という問題を解決しないとスリッパや問題集で叩かれない代りに10年来の夢が叶わなくなります。どうやってこの問題を解決したかは、また次回にお話ししたいと思います。

以前に、このブログ(No.4)でもご案内しました当会の『VE基礎講座』ですが、「忙しくて講座に通う時間がない」、「東京や大阪の会場は遠すぎる」などといった問題を抱える方には、『VEの基礎「通信講座」』がお勧めです。この3月中に「通信講座」にお申し込みいただいた方には特典として「らくらく暗記ドリル」を進呈させていただきます。

URL:https://www.sjve.org/learn/tsushin

VEは、様々な問題を解決するための技法でもありますので、この機会に勉強されて日々の活動や生活で生じた問題を解決するために役立ててみてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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