願いを叶える(ゆ) No.4

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今日は雛祭り。前回のブログでもご紹介しましたが、伊勢の賓日館の「雛祭り展」でみかけた「貝合わせ」の貝も綺麗でした。ご存じだと思いますが、「貝合わせ」というのは平安時代から伝わる貴族達の遊びで、合わせものの一つとして貝殻の色合いや形の美しさ、珍しさを競ったり、その貝を題材にした歌を詠んでその優劣を競い合ったりしたそうです。
一方で、「神経衰弱」似たゲームとしての貝合わせは貝覆いと呼ばれ、殻を合わせる所作から後に混同されて、同じく貝合わせと呼ばれるようになったそうです。貝覆いの貝には女性の掌中に握るのに適した大きさの、伊勢国二見産のハマグリが用いられ、写真のように、内面には紙を貼り、源氏などの絵をかき、金箔などで極彩色に仕上げ、左右一対の殻には同じ絵を描いたそうです。

kaiawase 2016.2 photo by y★u
kaiawase 2016.2 photo by y★u

伊勢では名産の伊勢海老ももちろん美味しかったのですが、宿でいただいたハマグリの土瓶蒸しは絶品でした。 貝合わせ用の貝は美味しくいただいた後の殻の再利用でエコでもあり、さらにただのゴミになる運命だった貝殻を美しい製品に仕上げて価値を上げている訳ですから、究極のVEと言えるかもしれません。

十二単に身を包んだ女性達が貝合わせの遊びに興じる様は、とても優雅で美しいものであったと思います。女の子の幸せを願うという雛祭りですが、子供の頃、貴族には程遠い我が家でも、3月3日にはお雛様と桃の花を飾り、ちらしずしやサザエの壺焼きにハマグリのお吸い物といった祖母と母の心づくしの料理が食卓に並びました。そこには、家族の想いや願いが込められていたと思います。現在、幸せの中にいられるのもそういった家族の願いのお陰かもしれません。

願いと言えば、前回に触れた私の実現した願いの中でも大きなものはアメリカでのホームステイでした。子供の頃に見たアメリカのホームドラマや映画、小説に魅了され、お年玉やお小遣いをこつこつと貯金して、学生時代には家庭教師を始めさまざまなアルバイトもして約40万円の費用(当時は1ドル240円でした)を捻出し、夏休みの1カ月間、アメリカ西海岸サンノゼの一般家庭でお世話になりました(これも長くなりますので、また別の機会に触れさせていただきます)。

願いは十回口にすれば文字通り「叶う」そうですが、当時の私は「行きたい、行きたい」と願っていました。ただ、何事もそうだと思いますが、願っているだけではなく行動(私でいえば費用の貯金他)も伴わなければ実現はできません。

何か自分の価値を上げるような資格が欲しいとお考えの方は、当会のVEL(VEリーダー)資格を取得されてはいかがでしょうか?この25年程で全国に約8万人のVELが誕生しています。VEL資格取得要件の一つである『VE基礎講座』の2016年度の開催予定はこちらになりますのでご検討いただければ幸いです。

URL:https://www.sjve.org/learn/ve_kiso

まずは、「VEL資格を取得する」という願いをかなえ、取得されたあかつきには、さらに「いろいろな願いを叶える」ためにVEを役立ててみてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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