こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
なんとかブログを始めることができましたが、継続が難しいといわれるブログを果してどれだけ続けられるか、気持ちも強く持って挑戦してみたいと思っております。
前回のブログの続きですが、旅先の伊勢・鳥羽の地でみかけた不思議なものって何だと思われますか?
関東の人間である私から見たら不思議な感じがしましたが、そこに住んでいる方にとっては日常のようです。
答は「しめ縄」です。立春も過ぎたというのに、ほとんどの家の軒先にしめ縄が飾ってあるので、お昼をいただくために入ったお店でその理由を伺ってみました。
ちなみに、たまたま通りがかってふらりと入ったお店だったのですが、お料理はリーズナブルなのにとても美味しく、お店の人達の感じもすごくよく、VEの観点からみても価値が高いお店にすっかりはまった家人の希望で翌日も同じお店に行きました。お店の方達は本当に喜ばれて、「気持ち~」と言われながら焼牡蠣や干物など次々とおまけしてくださったので、家人は「じゃあ、もう1杯」とばかりに次々と杯を重ねてしまい、美味しくて楽しい大満足のお昼を連続でいただけました。
しめ縄の話に戻りますが、そのお店のご主人のお話によると、しめ縄は数回取り代えながら一年中飾るそうです。
しめ縄の由来は、その昔、天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないようにしめ縄で戸を塞いだという日本神話にあり、しめ縄の「しめ」には神様の「占める」場所という意味があるそうですが、「邪悪なものや厄を寄せ付けない」というしめ縄の機能はどこでも同じだと思います。
さらに、こちらでは喪中の家はしめ縄を外すそうなので「喪中ではないことを知らせる」機能も併せ持つことになり、合理的な習慣だと思いました。飾る期間については、松の内を過ぎれば外してしまうのが普通だと思っていたのですが、同じ日本でも所が変れば風習が違うことを実感しました。ちなみに旅行から帰って、たまたま三重県出身の方と、このしめ縄の話をしたのですが、三重県全体という訳ではなく、伊勢神宮のお膝元である伊勢・鳥羽あたりの風習のようです。
さらに、日本一の長さのしめ縄(ギネスブックにも登録されているそうです)のかかる夫婦岩で有名な「二見が浦」にも行き、ある施設で、受付の傍らにあった可愛らしい手作りの雑貨を買ったのですが、その時の受付係の80歳台のお婆ちゃん(名物の伊勢海老のような腰をされた可愛らしいお婆ちゃんでした)の気持ちのこもった言葉で、思わず「もう一つください」と、友人のお土産にも買ってしまいました。もっと買いたくなるような 「言葉」って、どういう言葉だと思われますか?
これも次号のブログに書きますが、「ものを売る」ためには、一緒に添える言葉も大事なのだなあと思った出来事でした。
旅行などで、別の土地の風習を見てみることによって、改めて自分の住む地の風習を見つめ直してみるというのも一興だと思います。そして、いいと思ったものは自分の習慣に取り入れてみれば、生活の改善につながるかもしれません。
さて、話は変って3大管理技術と言われる「IE・QC・VE」ですが、言葉では知っていても三つすべてに一緒に触れる機会というのはなかなかないのではないでしょうか?さらに、そこに込められた気持ち・心というものも大事です。
そこで、当会では、3大管理技術「IE・QC・VE」のそれぞれの基本的なマインドとおもな手法を理解し、演習を通じてその活用方法を身につけることを目的に「1日でわかる改善マインド入門」を来たる3月4日に開催いたします。
お申込みの締切りは2月26日となりますが、是非、参加されて皆様の活動に役立てていただければと思います。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)