会社名・資格名
株式会社建設技術研究所 CVSに合格
氏名
佐藤志倫
1.はじめに
私は建設コンサルタントとして公共事業の計画、制度設計支援、設計VEの実務に携わっています。我々の業界では「技術士」が必須ですが、VE支援を行うものとして「CVS」は資格要件の最上位となっており、私にとっては必要不可欠な資格でした。
2.勉強のポイント
私が特に感じた勉強のポイントは以下の3点です。
1)VEに対する正しい理解が必要です。CVSにはVEを教育、適用、指導、計画、推進、動機付け、統制できる能力が求められるためです。
2)用語説明やVEの基本事項については、VELやVESで習得する基礎知識に加えてVEとの関わりや活用方法までを回答する必要があります。
3)論文が合否を左右すると思いますが、単に設問に答えただけでは合格できません。CVSとして題意を正しく
理解し、不足する条件・背景を補完し、提案する能力が求められます。これが勉強の中で最も時間がかかり苦労した点でした。
3.本試験
3時間はあっという間です。全ての問題に目を通し、全く回答できそうもない問題が数題出題された場合、合格は困難です。そうならないよう、基本事項の確認や論文の準備には相当な時間が必要です。とはいえ私の場合、回答を見直す時間は全くなく、計算問題は間違えたのではないかと思います。
4.おわりに
CVSにはVEの知識、実務経験、応用能力が総合的に求められます。試験に何度も失敗し、途中でVEが嫌になった時期もありますが、努力する者は必ず報われます。私がCVSになれたのも上司の励ましや一緒に勉強を共にする仲間との出会いも大きな要因でした。CVSを目指す皆様、頑張って下さい。