去る11月22日(金)、青山学院大学/青山ヒューマン・イノベーション・コンサルティング㈱(青山Hicon)のご協力の下、「バックキャスティング技法」を体験するワークショップを開催しました。
事前に応募いただいた8名の参加者と共にVE協会事務局からも4名のメンバーが参加し、3チームに分かれてワークを行いました。
青山学院大学・青山Hicon研究員の5名の講師陣が講義と各チームのファシリテーションを行い、バックキャスティング技法に初めて接する参加者にもスムーズに進めることができました。
今回のワークショップは、「2050年のVE協会」をテーマに
(1)2050年の未来を想像し
(2)バックキャスティング思考を体験し
(3)これからの「未来のVE協会」に関する事業コンセプトを考える
という3つのステップに従って講義とグループ演習を行いました。
Round1– 未来が今と思って「未来トーク」、アイデアやイメージ図を付箋に書き出しグルーピングし、各グループにネーミングをつけました。
Round2-Round1結果で分類したグループ名を要素ラベル(縦軸)、時系列(横軸)で整理したキーワードマップを作り、そこから2050年~近未来までのビジョン・バリュー・状況/背景を設定しました。
講義風景 | 演習の様子 |
事前課題として、参加者には「VE協会の未来(2050年頃)について考えや予想される状況など」を考え記入しておくことを伝えられていました。
Round3-Round2の結果をグループごとに発表し、質疑応答。その後、各自が事前課題のWS体験後の欄に記入し、このWS体験後にそれがどう変わったかを比較しました。
事前課題は企業の中長期計画書の作成にイメージされ、学ぶ前では現在を起点としたフォアキャスティングな発想をしていたこと、それが後では明らかに視点が変わったことは興味深い点でした。
このような貴重な機会をいただき、青山学院大学・青山Hiconの皆様に感謝いたします。今後は、VEの活用拡大や産学共同の取り組みなど、さらなるコラボレーションを継続していきたいと考えています。
(本件担当:上杉 uesugi@sjve.org)