東海エリアでは、VEおよびVE関連技法を一つ取り上げ、自社への導入・展開を後押しする「VE技術情報交流会」を通じてVE技術者のスキルアップ支援を行っていますが、このような一話完結型イベントのほか、建設業にマッチしたVE技法の開発と普及定着を目的とした研究活動も積極的に推進しています。
それが1995年に発足し、20年近くにわたって建設VEのあるべき姿を追求している「中部・建設VE研究会」です。発足当初はゼネコン関係者が中心でしたが、現在では行政機関や建設コンサルタントも参加。発注者・設計者・施工者が一体となり、チームデザインによってVE活用の方策を議論するという全国でも例を見ない取り組みということで、マスコミ関係者からも注目を集めています。
今年度は愛知県の総合ディベロッパー、アイシン開発の日比恒氏(VES)が主査を務め、フジタ本社の松田節夫氏(CVS)と須山建設の荻野祐一氏(VES)がアドバイザーとして技術面をサポート。『簡単に無理なくVEを適用するしくみ・ツールづくり』をワークショップ形式で検討しています。
『VE活動の導入や活性化をはかりたい』『VESやCVSにステップアップしたい』といったニーズをお持ちの方は、本研究会への参加をぜひともお勧めします。建設業以外の方のご参加も大歓迎です。参加資格や会合の開催予定など、詳しくは協会事務局までお気軽にお尋ねください。
研究会の活動風景
業種の垣根を越えた チームデザイン |
課題検討のプロセスは絶えず 見える化 |
ワークショップ形式による 課題討議 |