外資系企業で初のVE研修を実施

ドイツ・ミュンヘンに本社を置く鉄道・商用車用のブレーキシステム分野のリーディング企業、クノールブレムゼ・グループは、競争力強化・顧客価値創造を目的としてVA/VE活動を全社的に展開しています。世界各地の海外拠点において、現地スタッフにVE教育を行い、自社製品の改善をワークショップ形式で実施してきました。これまでのヨーロッパ、インド、中国に続き、この度、日本法人の研修プログラムとして3日間のVE基礎講座を支援しました。

クノールブレムゼ商用車システムジャパン(株)(Knorr Bremse Commercial Vehicle System Japan Ltd.)、クノールブレムゼステアリングシステムジャパン(株)(Knorr-Bremse Steering Systems Japan Ltd.)から各12名、計24名が参加し、VEの概要・実施手順の講義に続き、それぞれの会社で扱う製品をテーマに、2チームずつ、計4チーム編成し、VEステップに従い改善案をまとめました。

チーム編成に際しては、既成概念にとらわれない斬新なアイデア発想を狙い、対象テーマに精通したメンバーとあまり馴染みのないメンバーを半々ずつで構成しました。

ワークショップ風景

講師 澤口学氏CVS

提案発表

研修修了証の授与

最終日の研修終盤では、各チームの改善案の発表を行いました。同社からのマネジメント陣も発表に立ち会っていただき、メンバーの研修活動の成果を称えるとともに、今後も継続的にVEを実践で活用していくことに期待をされました。

参加メンバーからは、「VEのことは知っていると思っていたが、実際に研修を受けてみると、想像していたよりずっと体系的で論理的な洗練された手法ということがわかりました」といった感想をいただきました。

今回の研修に当たっては、製品情報の収集や整理、事前準備等、主催者様の全面的なご協力、そして本社VA/VE室長のRoberto Villegas氏のサポートに感謝いたします。

(本件担当:上杉)

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