こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
前々回のブログで、空を見上げて雲を眺めている情景を詠んだ女の子の俳句をご紹介しましたが、私も空に浮かぶ雲を眺めるのが好きです。このブログ№57「希望を持つ(3)(https://www.sjve.org/10096)」で掲載したような雲の写真を撮るのも好きなのですが、この雲を上から撮ったのが下の写真になります。…というのは冗談ですが、同じ形の雲はありませんので、これも一つの一期一会かもしれませんね。
この写真は、ちょうど3年半前にニュージーランドに行った時に飛行機の窓から撮ったものですが、右側の雲がやはり龍のように見えました。飛行機から雲を眺めるのは初めてではないものの、いつもは地上から見上げている雲が、それこそ手の届きそうな所や眼下に刻々と形を変えつつ流れていくのが面白くてずっと眺めていました。
白い雲は青い空によく映えて綺麗だなあと思いますが、その「空を飛ぶ」機能を有するものには、前回のブログでお話しした鳥や飛行機の他にも、虫、ドローン、パラシュート、気球、飛行船等々があります。大きなものは目に見えますが、目には見えないウイルスや花粉といった人間にとってあまりありがたくないものも空中を飛んでいます(もし、こういうものが肉眼で見えたらそれはそれで怖いので、目の機能ってちょうどよくできているものと思います)。
空自体も、快晴もあれば曇り空や雨空もあります。そして雨あがりの空を見上げた時に出現する自然現象として虹があります。雨が止んだ時に太陽が出ているとその太陽とは反対の方向に見ることができ、太陽の位置が低ければ低いほど虹の半円は大きく見えるそうです。ニュージーランドでは(二―ジーランドと言われるくらいよく出現するそうです)、毎日のように大きな虹を見ることができて、どれもとても綺麗でしたが、日本では7色と言われている虹の色も国によって色の数が違うと知って興味深かったです。
また、二重の虹、ダブルレインボーは見る事ができるとラッキーだとか。今までに数回、見たことがありますが、滅多に見られないものを見られたというだけでもちょっと幸せでした。そして、まだ実際には見たことのないものの一つにオーロラがあります。オーロラは、北極圏と南極圏付近で見られる発光現象で、太陽から地球に向かって吹く「太陽風」によって太陽が放出した粒子が地球の磁気圏に入りこみ、大気中の粒子とぶつかることによって発光するそうです。粒子がぶつかって発光するタイミングにズレがあるために強弱ができて、ゆらめくカーテンのように見えたりするとか。
オーロラがよく出現するのはすごく寒い場所が多いのですが、北欧の方には透明の半円ドームの中の温かいベッドに寝たままオーロラを見上げることができるという夢のようなホテルがあるそうです。「どうすれば快適に空を見上げることができるか?」というアイデア発想を行ったのではないかと思いますが、もし、オーロラが見えなくても180度の星空を見上げながら眠りにつけるだけでも価値があると思います。ただ、地元の人にとっては、オーロラは「不吉なもの」という言い伝えもあるそうです。価値観は人や国によっても異なりますが、同じ現象なのに、なぜとらえ方が違うのか等を考えてみると、何かの発想のヒントになりそうですね。
世界でも日本でもまだ行ったことのない場所や知らないものはあふれていますが、できるだけ見聞を広げた方が知識も人生も豊かになるのではないかしらと思います。遠方には出かけにくい場合でも、旅番組や書物、ネット等からの情報もあります。また、学ぶための学校やセミナーも、かつてはその場所に出かけていく必要がありましたが、今はオンラインで家に居ながらにして学ぶことができるようになりましたので、利便性がアップしましたよね。
当会では、この5月より「2022年度バリューデザインスクール」を開講いたしました。様々なテーマの講座をオンラインやオンデマンド形式で開催いたしますので、この機会にご興味のある講座に参加されて見聞を広げられてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/24288)
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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