こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
5月10日から16日までは愛鳥週間でしたね。下の写真は10年程前に立川の国営昭和記念公園の池で泳いでいた鴨達を撮ったものですが、動きがぴったりとシンクロしていて可愛らしかったです。足の短い種類が多い鳥は歩き方がヨチヨチしているのも可愛らしく、更にペンギン等は飛べない代わりに水中を凄い速さで泳ぎますが、そういったギャップがあるのも面白いと思います。
我が家のベランダには、花目当てなのか、時々ヒヨドリや鳩がやってきます。以前、主人が『また、同じ鳩が来た!』と言うので、何で同じ鳩だと分かるの?と聞いたら、首筋に斜めの白い3本線があるからとのこと。そこで、私がその鳩を「アディダ〇君」と命名。たまにパートナー?と一緒の時もありますが、今もやってきます。同じ鳩だと分かると、少しだけ飼い主気分で可愛くなってくるのも不思議です。鳩を始め鳥達が上空から小さなエサを見つけるのは大変だろうなとは思いますが、大きな空を自由に飛び回れるのは羨ましい気がします。
翼を持たない人間が、鳥が飛んでいく空を見上げて、「鳥のように空を飛んでみたい」という夢を持ち、「空を飛ぶ」手段の一つとして飛行機を作ったのだと思いますが、夢を実現させて大きな鉄の塊に乘って空を飛んでいるという事実にも改めて驚かされます。鳥と飛行機と言えば、先日、「グランド・ジャーニー」というフランスの映画をネット配信で観ました。渡り鳥を絶滅の危機から救おうとする気象学者のクリスチャン・ムレク氏の実話を元にしたという2020年の作品です。
ある絶滅の危機に瀕している渡り鳥を安全にノルウェーからフランスに案内するというプロジェクトを成功させるために、思春期の息子さんと共に挑戦するという内容でした。ムレク氏はドローンのようなものすごく軽く小さな飛行機を使って、渡り鳥に安全で効率的なルートを教えることに没頭していたそうです(この辺はVEが適用できそうだと思いました)。
鳥達を導くシーンなどは実際に撮っているそうですが、雛から育てた息子さん(「刷り込み」をされた雛達は息子さんを親と思っています)の操縦する小型の飛行機と一緒に鳥達が広い空を飛んでいく数々のシーンはとても綺麗で見飽きませんでした。ゲームばかりしていた息子さんが鳥達と共にたくましく成長していく様子も、一つの見どころだと思いますので、親子でご覧になっても楽しめると思います。
そして、映画の最後の方で出てくる『ヨーロッパでは30年で4億2千万羽の鳥が消えている。…地球は我々のものではない 子孫からの借り物だ』というメッセージも印象的でしたが、見終わった後も清々しい気持ちになれる感動的な映画だと思いますので、お勧めです。
もし、映画をじっくりと観るような余裕もないという方は、ほんの1分でもよろしいので、空を見上げてみてはいかがでしょうか?飛行機や鳥が飛んでいれば、それらを見るのもいいですし、すっきりと晴れ渡る青空を見るだけでも、なんとなく心が軽くなると思います。少なくとも一瞬でも背筋が伸びるのではないかと思いますし、そのまま首を前後左右に動かしたり回したりすれば「首や肩の凝りを和らげる」簡単なストレッチにもなりますので、これもお勧めです。
さて、上述のムレク氏が、「軽くて小さな飛行機を作る」という課題に挑戦された際には、飛行機の「機能の整理」をされたのではないかしらと思います。当会では、6月22日にオンライン形式で「機能の整理法」講座を開催いたします。VEの課題に適した「機能の整理」の各手法について事例紹介を交えて解説いたしますので、もちろんこちらもお勧めです。お申し込みの締め切りは6月12日となりますので、この機会に参加されて、より大きな成果を得るために役立ててみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/21875)
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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