こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
緊急事態宣言が解除されて一か月、街に人出が戻ってきましたが、今年の忘年会は控えるという方々が多いようです。下の写真は最初の宣言が出る前、ちょうど2年前の今頃のものです。
友人達にも了解を得てここに掲載させていただきましたが、このブログにも何回か登場する中学校時代からの仲間9人がことあるごとに集まっています。この写真の時は友人(男性)のお母様がお蕎麦屋さんでの飲み会に初参加されました。学生時代も社会人になってからも何かと彼の家に集まることが多く、大変お世話になったお母様が2年前にちょうど88歳を迎えられたということで米寿を祝って乾杯。食事も私達と同じ量を美味しそうに完食されていました。
二次会のカラオケに、お母様を誘うと二つ返事で参加してくださり、他の誰よりも上手に大きな声で歌われていました。楽しい気分を曲に合わせて巧みな踊りで表現もしてくださって、大いに盛り上がりました。カラオケはご趣味だそうで、大きな声で歌うことや体を使って表現をすることは、健康長寿にいいことを自ら証明してくださっているかのようでした。
上の写真で、本物の親子のようにお母様(右の女性)と手をつないでいるのは女性の友人の一人です。お元気とはいえ、ご高齢なので足元を心配した彼女がそっと手をつなぎ、それに気づいた別の友人がさりげなく後ろ姿を撮ったものです。女性の友人の思いやりと、それに気づいた友人の優しさが表現されているこの素敵な写真は、仲間内でも大絶賛されました。
さて、その仲間ですが、公務員、会社員、雑誌編集者、施設職員、医師、大学教授、スクールカウンセラー、社会保険労務士、と全員が違う職業で多様性に富んでいます。メールのような短文の表現一つをとっても個性が違います。中には、自分の思いや研究成果や経験を本という形で表現して出版した友人もいます。医師の友人は、このブログ№15「旧交を温める(2)」(https://www.sjve.org/6567)にもピアノが趣味の友人として登場していますが、医学書を共著を含めて23冊、大学教授の友人は共著を7冊、そして、雑誌編集者の友人(このブログ№5「使命を知る」https://www.sjve.org/5625にも登場)も共著を含めて4冊を出版しています。
この雑誌編集者の友人はカメラマンでもあり、日本だけでなく世界を駆け回っています。行動力に加えて写真や文章の表現力も卓越していた彼が、パリダカールラリーを取材して20代で初めて書いた本が『おはよう ぼくの好奇心』。私はこのタイトルが大好きで、これから何かが起きるかもしれないというワクワク感を短い言葉で見事に表現していると思います。
本の半分程は写真なのですが、最初の見開きのページには砂漠での彼のバイク姿と共に『さわやかな興奮をたずさえて 訪ねくる事件たちに「こんにちは」と言おう』とだけ書かれていました。「好奇心」にも「事件」にも挨拶をするという表現から、彼の前向きな姿勢も伝わってきました。更に、この本のブックデザインを担当した方が、偶然、私の高校の美術部の部長さんだったということも分かり、世の中の狭さに驚きました。
この本の2年後の1989年に彼が書いた『HRC(ホンダレーシング)のNXR(パリダカワークスマシン)開発奮戦記』(西巻 裕著 グランプリ出版)という本の復刻版が30年以上の時を経て今月上旬に出版されました。バイク好きの方、ラリー好きの方等々にお勧めとのことです。初版はホンダさんの参考資料にもなったそうですので、開発に携わるVEr.の方もヒントを得られるかもしれません。
本日11月26日は「いい風呂」の日であると同時に、1935年のこの日、日本ペンクラブが創立されたということで「ペンの日」でもあるそうです。ペンクラブは、文学を通じて諸国民の相互理解を深め表現の自由を擁護するための国際的な文学者の団体。ペン(PEN)は文字を書く道具としてのペンを表すとともに、Pは詩人(Poets)と劇作家(Playwrights)を、Eは随筆・評論家(Essayists)と編集者(Editors)を、Nは小説家(Novelists)をそれぞれ表すそうです。
私は2年前の今頃に2016年から書いているこのブログの172回分をまとめて自費出版しましたが、文で表現することは記録にもなり、考えの整理にも役立つのでお勧めです。皆様も、ペンでもキーボードでも道具は何でもいいので、思いを自由に表現されてみてはいかがでしょうか?
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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- 幸せを感じる(4) (ゆ) No.340
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