建設業の特性にマッチしたVEの活用方法
西日本支部(東海地区)の建設VE研究会では、“中部発の簡易VE手法”として知られる「2時間VE」の適用拡大や建設業の特性にマッチしたVEのあり方、活用方法などを検討しています。
昨年に引き続き、月一回の定例会合はオンラインで開催していますが、中部地区だけでなく関東や関西、九州からも参加があるなど、オンラインのメリットを十分に生かしながら研究討議を行っています。
Web版「2時間VE」の効率化ノウハウ
今年度の活動テーマは、2時間VEをWeb環境で実施するためのマニュアルづくりを中心に据えていますが、新たに参加したメンバーも多いことから、現在は「現場打コンクリート側溝」を題材に2時間VEのトライアルを通じ、手順の習得や運営上の課題抽出、課題克服のためのアイデア出し、ノウハウ共有を一丸となって進めているところです。
メンバーはOne Driveにアップされたワークシートにアクセスし、それぞれのパソコンから文字を入力したり、アイデアのスケッチ(ポンチ絵)を貼り付けることができるようになっています。本社と支店、支店と作業所など、One Driveにアクセスすることができれば、どこからでも2時間VEに参加できるという仕組みです。
今後はさらなる簡便化とスピードアップをはかり、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の実現に向けて取り組んでまいります。建設VE研究会の取り組みにどうぞご期待ください。