脳を活性化する(8)  (ゆ)  No.260

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

本日6月4日は「虫(64)歯の日」ですが、4日から10日までの「歯と口の健康週間」は、「歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発すると共に、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与すること」を目的としているそうです。

45~54歳の日本人の9割近くが歯周病にかかっているというという報告もあるそうですが、更に、歯周病菌の一つであるジンジバリス菌は細胞から血管へと侵入する力が強くて脳内に運ばれやすく、神経細胞に障害を及ぼして認知症のリスクが高まることが指摘されているそうです。そのため、歯周病の予防は認知症の予防につながるので歯磨き等の口腔ケアはとても大事なことだとか。他にも「オイルプリング」という健康法がお勧めで、大さじ1程のオイルで口を5~10分程度すすぐことで汚れだけでなく病原菌や毒素も洗い流せるそうです。私は歯科医院で定期的にケアをしていますが、虫歯の早期発見や正しい歯の磨き方等も教えていただけるので、こちらもお勧めです。

食事ももちろん大切で、自然な食べ物は口に入っても、すぐに細菌のエサにはならないのに、加工食品は口に入った時点でエサになり虫歯や歯周病になりやすいので、甘いお菓子や飲み物同様にできるだけ控えた方がいいそうです。また、咀嚼すること自体が脳への刺激になって認知機能の維持につながり、更に歯の健康は全身の健康に影響するそうですので、口腔ケアも意識して生活習慣を改善されてみるとよろしいかもしれません。

今までご紹介したことと重複するものもありますが、脳の活性化のためには以下の7つの生活習慣を心がけるといいそうです。
1.週に2~3回、軽い運動をする。
2.好奇心を持って新しいことに挑戦する。
3.目標を持ち、叶ったら自分にご褒美をあげる。
4.意識的に段取りをする。
5.食生活のバランスに気をつける。
6.ストレスを上手く受け流す。
7.コミュニケーションのある生活をする。

上述の1番の「軽い運動」ですが、前回のブログでご紹介した1分間の手のグーパー体操をやるだけでもやらないよりいいと思いますし、更に短い15秒でOKという運動もあります。仰向けに寝て手足の両方でグーパーを10回繰り返すだけで、血管を鍛える上、寝たまま行うことで手足と心臓が同じ高さになるため、血管に負担をかけることなく血液を心臓へと戻せて、病気の予防や全身の若さを保つのに役立つそうです。1分間の手のグーパー体操と同様に、コストゼロで大きな効果を得られるので、VE的にも価値が高い運動と言えると思います。

Origami Hydrangea  2021.5  photo by y★u

脳の活性化のために折り紙がいいということを、ブログ№257(https://www.sjve.org/21888)でもご紹介しましたが、上の写真の折り紙の紫陽花のように平面のものから立体のものを作るという作業は楽しそうですし、とても脳を刺激するのではないかと思います。

更に、この写真立ては、私の高校時代からの友人が1枚の紙から手作りしたものです。紙を真っすぐに切るだけでも大変だと思うのですが、高校時代に「数学の女王」と言われていた程優秀な上に手先が器用で芸術的センスもあって、他にもお手製の綺麗な箱やコースター等を毎年のようにプレゼントしてくれます。彼女は、外見も羨ましい程スレンダーで実年齢より10歳以上若く見えますので、脳の活性化は体の活性化につながるということを証明してくれているかのようです。

当会で6月30日にオンライン開催いたします「機能の整理法」セミナーでは、VE課題に適した手法を選択し成果を高めるために、事例紹介を交えて解説いたします。(https://www.sjve.org/21875
VEr.の皆様も、上述の生活習慣の2番「好奇心を持って新しいことにチャレンジする」ことで、更に脳を活性化するためにも、この機会にご参加されてみてはいかがでしょうか?

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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