免疫力を上げる(4)  (ゆ)  No.249

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

今週の月曜日3月8日は、国連が定める「国際女性デー(ミモザの日)」でしたが、イタリアでは、女性に日頃の感謝を込めて黄色いミモザの花を贈ることから「ミモザの日」となったそうです。最初はすみれの花が候補に挙げられていましたが、高価なすみれに対し、ミモザはイタリアに自生する身近な花で、これならば貧富の差に関係なく誰でも身近な女性に感謝の意を表すことができる、とミモザに決まったそうです。花が高価であってもなくても、機能的には同じではないかと思いますし、そこに込められた感謝の想いに変わりはなく、どんな花でも贈られたら大抵の女性は喜ぶのではないかなと思います。来る3月14日のホワイトデーに、感謝の気持ちを込めたお花を贈るのもよろしいかもしれませんね。

このブログを読んでくれている大学時代のサークルの後輩が、時々、ネイルの写真を送ってくれるのですが、ちょうど8日に送られてきたのが下の写真で、「ミモザの日」にちなんだという淡い黄色を始めとしたパステルカラーに彩られたネイルは、春を感じさせてくれるものでした。まるでキャンデイのように可愛らしかったので、春の気分をお裾分けすべく、「このブログに載せていい?」とお願いしましたら快諾してもらえました。スペースがあれば、今までの数々の写真もご紹介したい所ですが、この場をお借りして彼女に感謝したいと思います。

    Spring-colored nails  2021.3

春先には色々な花が咲き始め、見ている分には目を楽しませてくれるのですが、この季節、花粉症の人にとっては悩ましいのが花粉で、特に今年は昨年より多く飛んでいる上に、気軽にくしゃみもできない状況となっています。こういう花粉やウイルス等の異物を排除して体を守る力が免疫力で、人間の免疫機能は非常に優れていて、何重もの防御システムで守られているそうです。

第一の防御壁は、口・鼻の中の唾液や粘液で、せき・くしゃみ・タンは唾液や粘液が異物を包み込んで体外に出そうとする防御反応で、更に唾液や粘液は「殺菌・抗菌」の機能も持つのですが、唾液はストレスに弱く、粘液は乾燥に弱いそうです。更に、皮膚の表面を覆っている常在菌、体内では白血球がばい菌と戦い、それでもかいくぐって入り込んでくるばい菌やウイルスに対しては、リンパ球が戦うことになり、この戦いが正常に行われている人は病気になりにくく、なっても回復しやすい=免疫力が高いといえるそうです。

血管やリンパ管を通って外敵が侵入していないか巡回し、外敵を見つけて戦うリンパ球にはNK(ナチュラルキラー)細胞等の「自然免疫チーム」と、自然免疫が異物を排除しきれなければ更に戦うT細胞・B細胞の「獲得免疫チーム」があり、タスクフォースのようにその力を発揮しているそうです。この免疫達の見事なチームワークを最大限に活用できるかどうかは日々の過ごし方で大きく変わるとか。自然免疫チームの中でもNK細胞は、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺傷する能力が高く、体内に50億個以上もあるそうです。

そして、NK細胞やT細胞等の免疫細胞の70%が腸内細菌によって作られているそうで、大腸に住む腸内細菌のうち、善玉菌が優位だと免疫力が向上することが分かってきたとか。善玉菌を増やして腸内環境をよくして免疫力を上げることが、今、特に気をつけたいウイルス対策としてはもちろん、風邪や花粉症等のアレルギー、がんの予防にもつながるそうです。

昨今のように外出自粛をせざるを得ないと、どうしても運動不足やストレス、生活リズムの乱れ等で、免疫の要である腸内環境を悪化させてしまう可能性があるそうです。この腸内環境を高めるには、まず「よく噛む」ことが大事だということを前回までのブログでも書きました。腸内環境をよくして免疫力を上げるために、更に大事なことが何かということについては次回にさせていただきます。

さて、春先に色々な花が咲き始めるように、当会の東日本支部でも色々な部会が活動をスタートいたしますが、「VEの初心者」や「若手のリーダークラス」を対象とした研究会【通称:VE寺子屋】を2021年度も継続して設置することにいたしました。(https://www.sjve.org/21188
締切日を4月9日とさせていただきますが、定員の15名となり次第、締め切らせていただきますので、お早めのお申込みをお待ちしております。

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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