東日本支部のものつくり部会が3回目となるオンライン技術交流会を開催

新しい活動スタイルにチャレンジ

 

モノづくりの現場に「行って」、現物を「観て」、原理・原則を「考える」ことを通じ、最適生産・最適調達のあり方を研究している東日本支部のものつくり部会(宮田徹主査)では、去る12月17日に今年度3回目となるオンラインでの技術交流会を開催しました。

今回のコロナ禍を受け、同部会では『オンラインを前提に新しい活動スタイルにチャレンジする』を活動方針に掲げており、今年度は「何かを持っている中小企業」の取り組みからモノづくりの最新動向や本質を学ぶ技術交流会を定期的に開催しています。

受入企業にとっては技術アピールやマッチングの場、部会メンバーにとっては新しい技術情報に触れる機会となり、これまで接点が持てなかった地方のモノづくり企業や海外メーカーとのコラボも可能になるというまったく新しい試みです。

 

大田区から世界へ

 

8月の入曽精密(埼玉県入間市)、9月の浜野製作所(東京都墨田区)に続く3回目は、「金属加工の可能性を追求するオープンファクトリー」として板金、製缶加工技術に強みを持ち、最近では金属3Dプリンタによる積層造形をコア技術にしている 東新製作所(東京都大田区)です。

「おおたグループネットワーク」や「東新設計グループ」のネットワークにより、設計開発から製造までのモノづくりをトータルでサポートすることを得意としており、テレビ東京「モーニングサテライト」で同社の取り組みを知った人も多いと思います。

大田区というヨコの連携だけでなく、大学や研究機関、海外ファンドというタテの連携を強化していることや、再開発が進む羽田地区に新会社を立ち上げた経緯や狙いなど、石原幸一社長のビジョンをたっぷりとお伺いし、その後も「オープンイノベーション」や「技術の事業化」、「コラボレーション」をテーマに活発な議論が行われました。

 

東新製作所 石原幸一社長による講演 保有技術の紹介

 

東日本支部ではこのような会合を定期的に開催し、メンバー相互の情報交流を積極的に進めています。皆様も東日本支部の各種活動にぜひともご参加ください。

 

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