こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
先日、北鎌倉の葉祥明美術館で「宇宙からの声」という絵本の原画展(11月27日まで開催)を観てきました。20年以上前の絵本なのに『今、地球は新たな成長を始めていて、それは宇宙全体に影響を与える大きな変化なので、人間は地球とすべての生きものに対して重大な責任があります』というメッセージには、今だからこそ更に訴えかけてくるものがありました。
明日はハロウィンですね。この美術館の入り口にも上の写真のような可愛いディスプレイがありました。街でも飾り物のかぼちゃを見かけると、私の祖母が作ってくれた美味しいかぼちゃの煮物を思い出します。私は、かぼちゃを電子レンジで少し柔らかくしてから調理していますが、そんなものなどなかった時代に、小柄な祖母が大きなかぼちゃを切るだけでも大変だったのではないかと思います。料理上手な祖母の味つけは、長年の経験によるものと思われる目分量のようでしたが、下準備等でも、例えば、もやしのひげは『口あたりがよくないから』と1本1本取ったりして、時間をかけて丁寧に料理を作っていました。
ただ、目分量はある程度の経験とか勘が必要ですし、失敗なく作るにはやはり計量をした方が安心です。この計量や下準備はなかなかの手間だと思うのですが、今は計量された材料や調味料が入った料理キットも買えますし、宅配システムもあります。かぼちゃ等のカット野菜もありますし、便利だと思って、ちょうど1年前から取り寄せ始めて自分で作る料理に加えていたのですが、今年の外出自粛の際は自宅に届くのでとても助かりました。
以前、9月を「VE月間」として、VE誌9月号を「VE月間特集号」としていたことがありますが、10月は「食品ロス削減月間」だそうです。上述のキットは材料別に小分けされて包装されているため(包装のゴミは別として)食材のゴミは出ませんので、環境問題にもつながる食品ロスの削減も一つの売りになっているようです。更に買物や調理の手間も省けるので好評だったようで、特に今年は一時期、新入会員を制限するほど人気があったようです。
値段(コスト)は少し割高かもしれませんが、選ばれた生産者の方々が提供される食材は美味しいですし、検査済ということで安心感もあり、顧客の買物や調理の時間が軽減されていますので、なかなかの価値があるのではないかしらと個人的には思います。
皆さんは、初めて料理をしたのは何歳位だったか覚えていらっしゃいますか?私は、初めてお米を砥いだのが確か8歳位だったように覚えています。以来、祖母や母の料理を少し手伝ったり、小学校高学年になると、家庭科の授業で習った料理を作ったりしていました。家族が多かったので、作る量も多くて食材を切るだけでも大変でしたが作り甲斐はありました。
上述の料理キットの中には、小さなお子さんでもお手伝いができるようなレシピもあるので、親子で一緒に作るのはもちろん、お料理の初心者にも向いているかもしれません。料理の始めは誰もが初心者で、日々、実践しながら、成功や失敗をしたり、改善したりしていくことで料理の腕が上達していくものだと思いますが、それはVEも同じだと思います。
当会のVE初心者向け基礎講座である「製品改善ワークショップ」では、VEの基本的な考え方を講義で学び、市販製品を題材に改善ワークショップを行います。体系化されたVE活用プロセスをグループワークを中心に実践的に習得します。11月12日-13日と12月17日-18日にオンラインにて開催予定ですが、お申込みの締切は開催日の7日前となりますので、この機会に是非ご参加ください。(https://www.sjve.org/semi/19497)
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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