こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
先日、健康診断を受けた時のことです。体重測定では、1年前の体重とほとんど変らなかったので一安心していたところ、胴囲を測定していた方から(ちょっと驚いた様子で)『太りました?』と聞かれたので『いいえ』と答えた私に返ってきたのは、『去年より6㎝増えています!』という非情な言葉でした。
測る人や測る場所によって多少の誤差があるとは思うのですが、6㎝という数値は少なからず衝撃的でした。1年程前に足の指をケガしたせいで運動ができなかった3か月を除けば、週2~3回は定期的に運動していたので体重は確かに増えなかったのですが、おなかがそこまでぽっこりしてしまっていたとは思いませんでした。
元々、食べこぼしのシミが胸を通り越しておなかについてしまうという体型なのですが、受け皿が大きくなってしまったようです(その分、床は汚れないかも?)。運動していてこういう結果なら、まったく運動していなかったらどうなっていたのだろう?と考えると怖い気もしました。
このぽっこりおなかですが、どんな原因があると思われますか?
主な原因の一つ目は、加齢などによる筋肉量の減少だそうです。一般に筋肉量は、20代をピークに、30歳から毎年0.5%ずつ減少し始め、50代からは更に加速し、毎年1%ずつ減少していくそうです。そして、筋肉量が減ると「基礎代謝」が低下してエネルギーの消費量が減り、余ったエネルギーは脂肪として蓄積され、ぽっこりおなかになるそうです。
そして二つ目は、普段、パソコンやスマホを使用する際の姿勢が原因だそうです。私も、いつの間にか猫背になってしまっているのですが、このような姿勢の乱れが長時間続くことも、おなかが出やすくなる一因だそうです。
腹筋を鍛え、おなか周りの筋肉を増やすと、基礎代謝が上がるので、体脂肪率が低下し、おなかがキュッとへこむそうです。更に、腹筋に限らず、筋トレをすると、成長ホルモンの分泌が活性化するので、肌にハリや潤いが生まれてアンチエイジング効果も期待できるとか。一石二鳥なので、やって損はないと思います。
前回のブログでも、筋トレの重要性について触れましたが、具体的な運動については実に様々な情報があふれています。中でも、これなら負荷も大きくなく、続けやすいのではないかなと思ったのが、「ガッツポーズ腹筋」で、これは体操教室やヨガの授業でもたまにやっている運動です。順序は以下の通りです。
- 右足を軸にして立ち、右腕を上げて肱を曲げる。
- 右肱を曲げ、左足の太ももを上げる。
- 右肱と左膝をくっつける。左足を着地し、1~3を計30回繰り返す。
- 左足を軸にして立ち、左腕を上げて肱を曲げる。
- 左肱を曲げ、右足の太ももを上げる。
- 左肱と右膝をくっつける。右足を着地し、4~6を計30回繰り返す。
上の一連の運動を1回5分として、週2回続けると、おなか前部にある「腹直筋」が鍛えられておなかがへこむそうです。腹筋を鍛えれば、体全体がシャープに見えてきて、姿勢もよくなり、疲れにくくなるとか。更に、立って行う筋トレは、狭い場所でもできるので、続けやすく、更に体幹の安定感、バランス感覚を鍛えるのにも有効で、転倒予防にもつながるそうです。
道具は必要ないのでコストはかからないのに効果は大きいという、VE的にみても価値が高い筋トレだと思いますので、トライされてみてはいかがでしょうか?
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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