こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
先週、関東も梅雨入りしましたが、梅雨の時期は湿気が多いので汗をかいても蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなるそうです。更にマスクをしていると、呼吸のために体の筋肉をより多く使うことで全身の体温が上昇しやすいとか。熱中症予防のためにも、屋外で他人と2メートル以上の距離が確保できる場合は外した方がいいそうですので、どうぞお気をつけ下さい。
さて、前回のブログで、私が通っているヨガの創始者の先生が、「ジャンセンウォーキング(長寿歩行)」というトレーニングを提唱されているという所までお話ししました。この先生が開発されたトレーニング法は実に300種類を超えているのですが、簡単と思って世に出したトレーニング法も、トレーニングセンター以外ではあまり活用されていないという傾向があったそうです。
そこで、人々が日常的に行っている「歩くこと」に着目し、歩き方を正しく矯正すれば、わざわざ時間を作らなくても、サプリメントに多額のお金を注がなくても、とても簡単に自然な形で、生活の中で健康問題を解決することできると考えたそうです。やはり、「ウォーキング」はVE的にも価値のある運動といえると思います。
更に、体が健康になれば、自然に幸せを感じ、平和も感じるようになり、周囲の人達にも寛大になり、役に立ちたいという気持ちが生まれてくるとか。コロナウイルスの影響か、特に人に対する不寛容さを見聞きするこの時期こそ、まさに必要なことかもしれませんね。
当会の会員の方々には製造業の方が多いと思いますが、せっかく丹精して作った機械でも、放っておくと錆びてしまい使い物にならないように、体も使わないで放っておくと老朽化して、ついには厄介な存在になってしまいます。手足を動かしながら、毎日、少しずつ歩く習慣をつければ、身体年齢も若くなるほか、メリットも多くあるそうです。
体力がつき、頭が冴えてきて、何よりも自分の体に対する集中力が高まり、病気に対する自覚能力が増大するとか。普段から体が発信するシグナルに気をつけていると、病気を重くすることなく事前の予防することができるそうです。
この「ジャンセンウォーキング」には次の5つの特徴があります。
1. アキレス腱(足首)に力を入れ、膝を真っすぐ伸ばして数字の11の形で歩く。
2. 親指(足の指)や勇泉(足の裏側のツボ)に力を入れ勇泉を指圧するように歩く。
3. 尾てい骨を丸めて歩く。
4. 明るい笑顔で正面を見つめて楽しく歩く。
5. 両腕を元気よく振りながら、自分の身体を感じながら歩く。
今まで、上の歩き方を含めいくつかの歩き方をご紹介してきましたが、提唱する方によっていくらかの違いがあるように、「この歩き方が絶対!」というのはないように思います。他の様々な健康法といわれるものもそうですが、試してみて「自分に合う」とか「続けられそう」と思えるものを自分で選択すればいいのではないかと思います。
いずれにしましても、共通していえることは「実践が大事」ということだと思いますが、更に、先生は『普通の人々は自分の歩き方にあまり関心を持っていませんが、無意識に踏み出すその一歩一歩を、単なる移動手段としてとらえるか、もしくは健康手段としてとらえるかにより人生の質は変わってきます』とおっしゃっていますので、「意識をする」ということが大切だと思います。
VEは価値や機能を向上させる管理技術ですが、VEそのものの本質を知っていただくために、当会では6月25日(木)に「Withコロナ時代に勝ち残るためのVE思考法~身近な事例に学ぶVEの本質~」というオンラインセミナーを開催する予定です。無料のセミナーとなりますので、この機会に参加されてみてはいかがでしょうか?(https://www.sjve.org/19214)
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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