こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
東京では、早くも桜の開花宣言がされましたが、連日のコロナウィルス情報で沈みがちな世の中を、お花が少しでも元気づけてくれるといいなと思います。
今の情報過多の世の中で、自分の必要とする情報を選択するには、ブログ№199「リテラシーを高める(1)(https://www.sjve.org/18385)」でも書きましたが、まず「意識を向ける」ことが大事ではないかなと思います。意識を向けておくと、本や新聞、テレビ、ネット、人との会話などからもヒントをたくさんもらえます。前回のブログでご紹介した「ハンカチマスクの作り方」も、帰宅した時にたまたまテレビで見かけて、改めてネットで調べて得た情報です。
VEの最初のステップも「情報収集」ですが、世の中のニュースはネガティブなものの方が多く、毎日のように『感染者が何人、亡くなった方が何人…』というような情報ばかりが流れていると、どうしても不安が増してしまいます。ニュースはなぜネガティブな情報ばかりが多いのかというと、ネガティブな報道の方が注目を集めやすいからというのも理由の一つだそうです。 今回の新型肺炎は潜伏期間がありますから、毎日感染者が増えていくのは、ある意味予測できることなので、感染者が増えたという報道により、過度に不安に感じる必要はないとか。
世界保健機関(WHO)は、先月末に感染が広がる新型コロナウィルスについて、世界的な危険性の評価を「高い」から「非常に高い」に引き上げ、各国への一層の対策が強く求められましたが、これは、「人々を怖がらせるためではなく、各国に理解を促すためのもの」であり、感染拡大への強い危機感と共に、各国の意識を高めるねらいがあるそうです。
この報道の情報だけをみると、非常に危険な事態に陥っているように思われ、恐怖と不安に駆られてパニック的な行動をしてしまいがちで、自分の偏見と思い込みだけで判断し、感情的な言動になりがちになってしまうとか。そうすると、マスク騒動に見られるように正常な判断ができなくなってしまうそうです。色々な報道に惑わされずに自分の判断力を持つためには、報道の背後にある意図に気づいて、きちんとした事実を把握した上で、自分で考えて判断することが大切だそうです。
新型コロナウィルスが厄介なのは、繁殖が上気道(鼻、喉)だけではなく下気道(気管支、肺)にも及ぶ点で、潜伏期間が長いと感染しやすくなり、高齢者などは気管支や肺から合併症や全身への影響がおよんで亡くなるケースが増えるそうです。感染して重症になっているのは、高齢者・疾患を持っている人など抵抗力が弱い人が中心なので、免疫力を高めて感染しない身体を作っていれば、それほど致命的になることはないそうです。
私たちにとって重要な情報については、東北大学名誉教授・賀来 満夫氏がまとめられた「感染予防ハンドブック(http://www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/info/information/2326/)」というのが紹介されていましたので、ご参考にされてみてはいかがでしょうか? 新型コロナウィルス自体はそれほど怖がる必要はなく、感染しないための予防だけではなく、現実的にご自分や家族を守る手段として最も有効なのは「免疫力を高めること」だそうです。
毎日のように大量かつ様々な情報が流れている中で、大切なことは、「できるだけ正確な情報を手に入れること」ともう一つあるそうですが、それについては次回にさせていただきます。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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