フューチャーデザインを用い、30年後の「道の駅」に求める機能を考える
全国に1160か所ある「道の駅」は、安全で快適な道路交通環境の提供と地域のにぎわい創出を目的とした施設で、最近は採れたての野菜や地域の名産品、オリジナルグッズを買い求める人たちが立ち寄る人気スポットとして知られています。
東日本支部の社会インフラ部会では、国土交通省関東地方整備局および地元自治体と連携し、「道の駅」の価値向上を目的とした研究活動を進めており、今年度は埼玉県小川町の「道の駅おがわまち」においてワークショップを実施しました。
これまでの取り組み(下記参照)を通じ、「道の駅」に求められる機能はほぼ整理できていることから、今回は現状の課題と将来ビジョンを⽐較し、現在の改善点をバックキャスティング的に検討する「フューチャーデザイン」のアプローチを用いることにしました。
●「道の駅しょうなん」の価値向上(2017年度) リーフレットは こちら
●「道の駅おがわまち」の価値向上(2018年度) リーフレットは こちら
ワークショップでは30年後の町の姿(ビジョン)を描き、その中で「道の駅」がどのような役割を果たすべきかを議論しており、この中で得られたアイデアや気づきを評価・検討し、今後のまちづくりと施設運営に活かしていくことになります。
東日本支部では、VEの理論構築に関する調査・研究だけでなく、このような実践的な研究活動も積極的に進めています。皆様も東日本支部の各種活動にぜひともご参加ください。
道の駅おがわまち | ワークショップの一コマ |