想いを伝える（６）　　（ゆ）　　No．197

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の（ゆ）です。

今日はバレンタインデーですね。日本では、女性が男性にチョコレートを渡して、想いを伝えることが多いかと思いますが、近頃は友チョコとか自分のために買う女性も多いそうです。欧米諸国では、男性が愛する女性に花束やお菓子、アクセサリーなどをプレゼントするそうですが、プレゼント用の花としては、「情熱の愛」や「尊敬」などの花言葉を持つ赤いバラなどが喜ばれるとか。
更に、贈る本数でその意味も違ってくるってご存じですか？

１本だけの場合は「私にはあなただけしかいません」、３本だと「愛しています」、７本だと「あなたに夢中です」という意味だとか。更に、 11本は「最愛」、 40本は「私の愛は純粋です」、 99本は「ずっと一緒にいてください」、 100本は「100年続く愛」、 108本は「結婚してください」という意味だそうです。人生100年時代と言われる今、100年続く愛も可能性としてゼロではないと思いますが、いずれにしても、伝える想いが本数で違ってくるのも面白いですし、何よりロマンチックですよね。

このことを知ったのはつい最近なのですが、ちなみに私のブログ集「バリュー・ブーケ」の表紙のバラの花束は何本かを確認してみたら７本でした。各ページに赤いバラのつぼみのカットも入れましたので、バラの写真も合わせれば200本近くのバラが掲載されています。バラは、想いを込めた本に似合う花だったのだなあと思いました。

そんな想いへの感想をたくさん頂けたことは今までにも書きましたが、中でも、大学のサークルの大先輩（活動時期は一緒ではないのですが、OB会などでお世話になっている元・出版社勤務の先輩です）からは、自らの想いを込めて携わられた本を数刷頂きました。書店に並んだ立派な本ですから、製作時間も発行部数も拙著とは比べものにはなりませんが、これらのご本を始め、今回いただいた様々なプレゼントからはその方の想いが伝わってきて本当に感激してしまいました。

同サークルの別の大先輩からも、『サークルの同窓が様々な分野で活躍している様子をうかがい知ることは、大変誇りであり、自分のことのように嬉しく感じています。…中略…サークルを通しての活動は、今の自分も振り返って、≪金銭的コスト＋時間的コスト＋精神的コスト≫を大幅に超える自身の機能を高め、自分を豊かにしてくれた栄養だったのかなと思います。（ＶＥって「価値＝機能／費用」ですよね。）』という感想をいただきました。私も、自分を豊かにしてくれた栄養があったとしたのなら、このサークル活動もそうですが、今までに出会った様々な方々から頂けたものだと思います。

家族・親族を始め、学校時代の先生方や友人達、卒業してからは職場の人達や様々な企業や組織の方達、趣味の仲間達との出会いがなければ、今の私はあり得ませんし、ブログ集ももちろんできませんでした。そういう出会いへの感謝の想いを伝えたくて出版した拙著でしたが、私はなんて周りの人達に恵まれたのかしらと感謝の気持ちを新たにした次第です。そして、この幸せな想いが、今、このブログを読んでくださっている一人ひとりの方に伝われば本当に幸せです。

さて、今まで書いてまいりました「想いを伝える」の「想い」という言葉を英訳すると、feeling、heart、spirit、desire、mind、sentiment、want、wish、wishingなど、たくさんあります。この中の、mind(マインド)は「知性にコントロールされた精神」という意味だそうです。精神のありようによって、人の行動は変わってきますよね。ビジネスでマインドが重要といわれるのは、マインドのあり方によって、その人の仕事ぶりが自然と変わってくるからだとか。

当会では、３月２日に「1日でわかる改善マインド入門 -ＩＥ･ＱＣ･ＶＥ-」を開催いたします。様々な人との出会い同様、色々な技法との出合いも仕事をする上で大事だと思います。同セミナーでは、現場改善の技法として活用されてきたＩＥ、ＱＣ、ＶＥのマインドを理解し、サービスや業務など幅広いビジネスシーンで活用するための基礎知識を習得し、演習を通じてその活用方法を学べますので、この機会にそれぞれの技法に込められた想いも実際に感じられてみてはいかがでしょうか？

お申し込みの締切りは２月25日となりますので、お早目のお申し込みをお待ちしております。（https://www.sjve.org/14648）

では、よい週末をお過ごしくださいませ。　（ゆ）

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