こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
師走に入り、寒さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様、お変わりございませんでしょうか?
さて、前回のブログで、私の担当職務である「バリュー・エンジニアリング」誌に続いて、VE資料・研究資料をつくっていたことを書きましたが、かつて、もう一つつくっていた本が「VE研究論文集」でした。
2019年からは「VE研究論文」ではなく「VE実践論文」として募集させていただくことになりましたが、いずれにしましても当会の全国大会での発表を前提に論文を公募させていただいていました。論文審査委員会での審査を経て、優秀論文、佳作論文、入選論文が決まっていましたが(現在は入選論文のみ)、これらの入選論文は、「公表された論文があること」というCVS資格試験の受験要件にもなりますので、CVSを目指す方のご応募が多かったようです。
様々な業種の方々からご応募をいただきますので、内容も多岐にわたり、審査される先生方も大変でいらしたと思います。優秀論文につきましては、「バリュー・エンジニアリング」誌にも掲載させていただきましたので、ご覧になられた方もいらっしゃることと思います。
6年前から当会の全国大会の資料集とともにVE研究論文集は電子化されたため、私の手を離れましたが、私が担当している時は、1冊の本である以上、読者の方の読みやすさを考えて表記を統一するために、大体10編から20編程の論文の修正・校正をさせていただいていました。パソコンでの校正機能などのない時代は手作業でしたので結構大変でしたが、難しい内容の論文を拝見していると、よく分からないながらもちょっとだけアカデミックな気分になれました。
論文は、何編か集まれば「論文集」という本の形になりますし、ずっと以前には、「上製本」として布張りの立派な論文集も別につくっていました。また、論文集の巻末には既刊論文集に収められている論文の総目次があるのですが、タイトルだけでも時代の変遷が分かって興味深かったです。
今は紙媒体の論文集はありませんが、過去の論文集につきましては「バリュー・エンジニアリング」誌のバックナンバーと同様に、当会のホームページから入手できます。 さらに、「論文ナビ」では1編からでもご購入できますので、ご参考にされてみてください。(https://www.sjve.org/ronbunnavi)
応募者の方々は本来のお仕事の合間に、こういう論文を書かれ、さらに入選された方は全国大会で大勢の方の前で発表されるなんてすごいなあと感心してしまいますが、その論文が他の方々のVE活動のヒントになるなら、社会貢献もされていらっしゃることになるのではないでしょうか?
当会では、2020年のVE全国大会に向けて「VE実践論文」を募集させていただきますので、是非、日頃のVE活動の成果を論文にまとめられ、社会貢献のためにも応募されてみてはいかがでしょうか?
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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