開催日
2019年11月6日(水) 〜 2019年11月7日(木)
11月6日と7日の2日間、東京・九段のアルカディア市ヶ谷で「第52回VE全国大会」が開催されました。
今年も企業や官公庁・自治体でVEの推進・実践に携わる方々や個人コンサルタントなど、2日間で800名近いバリュー・エンジニアが一堂に会し、『VEを新たなステージに進めるために何をすべきか』『社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献する存在になるには』など、これからのVEのあるべき姿について熱心な議論が交わされました。
2日間で800名近いバリュー・エンジニアが東京に集結
11月6日【第1日目】
開会にあたり、斎藤保会長(IHI代表取締役会長)が『大会2日間を通じ、新たな時代のイノベーション、さまざまな社会課題の解決やSDGsの達成にVEがどのように貢献できるのかをぜひ探っていただきたい』と力強く挨拶。
続いて木守岳広大会実行委員長が『来年の東京オリンピック・パラリンピックを機に、東京の街が大きく変貌していく中で、「VEも変わらなければ!」「VEも変わらなくていいのか?」と問いかけを行い、これからのVEについて考えるきっかけにしたい』とスローガンに込めた思いを披露。あわせて2日間の見どころや聴きどころを紹介しました。
主催者挨拶に続き、海外からの来賓を代表してマイルズ・バリュー財団のブルース・レンザー会長が挨拶に立ち、VEの創始者であるL.D.マイルズ氏の肖像画が斎藤会長に贈呈されました。
海外来賓挨拶(レンザー会長とマイルズ氏の肖像画)
協会顕彰表彰式の後、「プラットフォーム戦略」の第一人者として知られる山下PMC・川原秀仁社長による「プラットフォームビジネスの最強法則」と題した基調講演をもって午前のプログラムは終了。
昼食休憩をはさみ、活発なVE活動を展開して経営革新に貢献している企業に贈呈される「VE活動優秀賞」の受賞報告、SDGsコンサルタントとして幅広く活躍中の笹谷秀光氏による講演と続き、最後は『それさぁ、早く言ってよ~』のテレビCMでおなじみのSansan執行役員の加藤容輔氏が名刺を通じたイノベーションについて講演。大好評のうちに初日が終了しました。
11月7日【第2日目】
2日目は、「VEの新しい適用局面」「インフラ整備におけるVEの活用」「VEの活用と定着化」「SDGsとVEの接点」という4つのトラックに分かれ、同時進行で行われるスタイルに。
レゴ・ブロックを用いて案件の本質を知り、真の課題を発見する「課題発見ワークショップ」をはじめ、これまでVEがあまり使われてこなかった分野に果敢に切り込んだ取り組み、来年の東京オリンピック・パラリンピックにちなんだスポーツ関連のトークセッション、さらには鉄道・高速道路・電力の各業界からパネリストを招いたインフラ業界向けフォーラムなど、まさに「今だけ」「ここだけ」というホットなプログラムが人気を集めていました。
課題発見ワークショップの一コマ
海外企業の発表にも高い関心
「スポーツとVE」特別セッションの一コマ
53回目を迎える来年の大会は、10月27日(火)と28日(水)の2日間、今回と同じアルカディア市ヶ谷で開催の予定です。ぜひ手帳にマークをお願いします。
公式パンフレットのダウンロード