こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。
先日、関東を直撃した台風の被害が甚大だったようです。一晩中吹き荒れていた雨風で、自宅マンションの植木が何本もなぎ倒されていて驚きましたが、こんな台風は初めて経験したように思います。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
さて、前回までのブログで、「呼吸法」や「姿勢」の重要性について書かせていただきました。この呼吸や姿勢が整ったら、次に整うものというのは、「心」だそうです。
ただ、姿勢は整ってくれば客観的に分かりますが、心は目に見えないので、整ったかどうかの判断が難しいと思います。
また、ヨガでは、体の姿勢は単なる肉体的な姿勢を示すだけでなく、その人の心の姿勢、人生への姿勢を示すと考えるそうですので、心が整っていないと、体にも反映されている事になります。
人は、落ち込んでいる時に肩を落として前屈みになり、自信に満ちている時に胸を張って上向きになっているものだそうですが、確かに幸せそうな人は上を向き、不幸せそうな人や元気のない人はうつむき加減ですよね。
心の状態が姿勢に影響を与えるように、逆に姿勢が心の状況を作りだすとも考えられるので、落ち込みそうな時は、それに引きずられずに姿勢を崩さずに胸をはり、辛い出来事に押しつぶされないように、やる気の姿勢で立ち向かうといいそうです。ただ、肩に力が入りすぎていると、緊張がとれずに疲れてしまうので、肩の力は抜く事も必要なようです。
呼吸や姿勢を整える事に加えて、皆さんは、何か、心を整える手段をお持ちでしょうか?
例えば、禅が目指すのは心を鏡のように静かに整える事だそうで、ヨガの大会で座禅も経験した事がありますが、確かに心静かにゆっくり自分と向き合う事のできる貴重な経験でした。せわしない現代の生活においては、心穏やかでいるより、波立ってしまう事の方が多い気がしますので、意識的に整えていく事が必要かと思います。
そして、心を整えられれば、物事をありのままに、平等に、冷静に見られるので、どう対応すればよいかという知恵が働くそうです。日常生活はもちろん、VE活動を行っていく上でも、心を整える事が必要かもしれませんね。
普段の生活の中で、心が落ち着く事をしていく事も大事だと思います。好きな音楽を聴いたり、アロマの香りでリラックスしたり、瞑想したりと、様々な方法があると思いますが、毎日の生活習慣の中でも、手っ取り早いのは入浴だと思います。
湯船に浸かるとリラックスできますし、温かいお湯が肌に触れる事で脳に快適な感覚刺激が伝えられるそうです。また、入浴でほっとする事も心理的な刺激として視床下部に伝えられるとか。この両面の刺激によって、ストレスを和らげるという「オキシトシン」というホルモンの分泌が促進されるそうです。
更に、体の深部体温を上げる事ができ、それによって免疫細胞も活性化するようですし、日本人の長寿の要因の一つには、お風呂での入浴があるかもしれませんね。そうはいっても、ゆっくりと湯船に浸かっている時間がないという場合は、シャワーだけでも深部体温を上げる方法があるそうです。
この方法については次回にさせていただきます。
では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)
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