2016年2月 VES合格体験記1

会社名・資格名

大分県庁 VESに合格

氏名

河野 勝

私は、2014年度までの3年間、本県土木建築部のVE事務局としてVE活動を支援してまいりました。

私たち職員は、常に①県民優先の原則②地域密着の原則③価値向上の原則、この3原則を心に刻みながら業務に携わっています。これはVEの行動指針ともいえる5原則に通ずるものであり、これまで以上に理解度を深め、よりVE活動を推進していきたいとの思いからVESを受験することとしました。

受験にあたっては、VE実施手順における詳細ステップの目的・手順・留意点、また重要語句の説明をひたすらノートに書き写し、暗記することに力を注ぎましたが、最初の受験は失敗に終りました。

原因を分析するに、暗記による試験対策になり過ぎていたこと、またVE管理をあまり理解していなかったことが理由だと思いました。再受験にあたっては、「新・VEの基本」を読み直し、更なる理解度を深めることに心がけました。幸いVE事務局となるとVE管理に関わる機会も多く、通常の業務の中で理解を深めることができ、論述問題に対する対策はできたように思います。

試験は、記述問題のボリュームが多く、時間的余裕はありませんでした。また、焦りと緊張のあまり書く手にも力が入り、何度も鉛筆の芯を折る始末。ただ、この長い受験生活を終えて言えるのは、本当にVEに対して理解ができていないと、問題に対して求められる解答を、この短時間の中で書けないということです。

今回、合格できたのは、ひとえにVES取得者である6名の先輩方のご指導並びにVEに取り組む全国自治体で構成する設計VE推進研究会の会員様の支えがあったからこそと感謝しております。この合格を機に更なるスキルアップを図り、大分県のVE活動推進の一翼を担っていきたいと思います。

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