健康を維持する  (3)   (ゆ)  No.169

こんにちは。公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会事務局の(ゆ)です。

7月15日は「海の日」でしたね。人間の起源は海だという事もあるのか、皆さんは、疲れた時に海に行きたくなる事ってありませんか?目の前に大きく広がる海を見ているだけでも気分が清々としますし、波音は母親の胎内にいる時に聞いていた羊水の音に似ているそうですが、そのせいでなんとなく心安らかになれるのかもしれません。

そういえば、泣いている赤ちゃんの耳元で、口に含んだ水を転がす音を聞かせると、やはりお腹の中にいた時と同じような音だと思って泣きやむという事も聞いた事があります。電車等で泣いている赤ちゃんを見かけると試してみたくなるのですが、もし、赤ちゃんがいらっしゃる方は試してみてはいかがでしょうか?それが本当なら、水って色々な機能を持っていますよね。この水に関しても健康を維持するためには、空気同様できるだけ綺麗な水を飲みたいものです。

さて、前回のブログで触れた、(20年以上前の事ですが)日本で一番空気の汚い場所はどこか?というお話ですが、実は協会のあるこのビルからも程近い世田谷区上馬の交差点だそうです。首都高速道路と環状7号線と国道246号線とが交わる場所なので、交通量が多く排気ガスで空気が日本一汚れていたとか。私の実家もそこから徒歩5分ほどでしたので、ちょうど20年程前に当会の事務所がここ駒沢に引っ越す事を聞いた時は、「偶然にも実家に近い場所になって嬉しいけれど、空気が汚いのが残念かも」と思ったのを覚えています。

喘息だった親族も、この交差点に程近い場所から隣の県に引っ越したら喘息が治ったそうです。汚れた空気が喘息の原因のすべてではないとしても、目に見えない有害物質を知らず知らずのうちに摂取していたのかもしれません。転地療養のような引っ越しが手っ取り早い手段とはいえ、簡単にはできませんから、お休みの日に海や山等の自然の豊かな場所に行って綺麗な空気で体を満たすだけでもいいと思います。

海では空気だけでなく、海水を使ったタラソテラピー(海洋療法)という自然療法も体にいいそうです。古代ギリシャでは戦士が傷を癒すために海水を浴びたといわれ、フランスで海洋療法として研究が進み、医療としても用いられたりしているそうです。タラソテラピーは、表面のケアだけではなく身体の元の機能から整えていくそうで、身体が持っている機能は加齢で働きが低下していきますが、それを元に戻して機能をアップさせてくれるとか。

例えば、年をとると基礎代謝が下がって痩せにくくなると言われますが、それを元に戻したり、肌のバリア機能や水分を含んでキープしておく力を高めていく事にもつながるとか。海水は人体の体液に近い成分でできているので、アトピーに海水を用いるような療法もあるそうです。このタラソテラピーはコストもさほどかからず、価値向上がはかれるなら優れたVEと言えるのではないでしょうか?

夏休みを利用して、海で海水浴をされるのもよろしいかもしれませんね。下の写真は、私の大好きな伊豆の白浜海岸ですが、このような綺麗な海を眺めているだけでも癒されますし、泳がなくても貝殻やシーグラス等を拾うビーチコーミングをしていると時が経つのを忘れてしまいます。

Shirahama Coast 2018.2 photo by y★u

そうそう、ビーチコーミングと言えば、私が20代の頃に九十九里浜で主人と二人で貝殻を拾っていた時のこと、主人が、『あれっ?このピンクの貝殻、何か字が書いてあるぞ!』と言うのです。これが何だったかは次回させていただきます。

さて、海は人間の原点ですが、何事も原点に返って考える事が大切ですよね。当会では、2019年8月22日(木)に「VEの原点的思考(機能分析中心)」セミナーを開催いたします。VEの核心となる原理・原則を振り返ると共に、VEの特徴である機能的研究をより効果的・効率的に行う事ができる方法についても解説しますので、ご参加をお勧めいたします。(https://www.sjve.org/semi/14082

では、よい週末をお過ごしくださいませ。 (ゆ)

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